パナソニックは4月6日、エオリアが実施した「2022年真夏のエアコン待機状況の実態調査」「2022年エアコン試運転の実態調査」の結果を発表した。調査は2月28日〜3月1日、昨年エアコンを新規(追加)購入または修理した20代〜60代の男女、昨夏エアコン冷房を利用した20代〜60代の男女550人を対象に行われたもの。
まず、昨年エアコンを購入または修理した人がエアコンを使用できるようになるまでの期間については、夏時期(6月〜8月)のタイミングでエアコンを購入・修理した人、どちらも約4割(購入者40.3%、修理者40.0%)が発注から使用まで2週間以上待った事が分かった。
2週間以上にわたってエアコン待機をした理由として最も多かったのは、購入者では「在庫がなくエアコンを取り寄せたため」、修理者では「繁忙期で販売店や業者の予約が取れなかったため」となった。
続いて、昨夏エアコン冷房を使用した人に対し、「エアコン試運転」という言葉を知っているか聞いたところ、「言葉も内容も知っている」の回答が45.8%であった一方、「言葉は聞いたことがあるが内容までは分からない」は32.0%、「聞いたことがない」は22.2%となった。正しく理解していない人は合わせて54.2%であった。
これまでに試運転を行った事があるか聞いてみると、53.1%が「ある」、46.9%が「ない」と回答した。
試運転経験者に試運転でエアコンの不具合に気付いた経験を尋ねると、約半数が試運転で何かしらの異常を発見していたことが分かった。具体的には、「異臭がした」(23.6%)、「カビが生えていた」(15.4%)、「水漏れしていた」(11.0%)の順に多い結果に。
2022年夏前にエアコン試運転を行ったか聞いてみると、42.9%が「行った」、48.5%が「行わなかった」と回答した。試運転を行わない理由としては、「やり方がわからないから」が34.8%で最多となり、次いで「必要がないと思うから」が32.2%で続いた。
試運転を行ったタイミングについては、「6月」が32.2%で最も多い結果に。一方で、昨今は猛暑の影響で、「パナソニックお客様ご相談センター」へは6月は1年のうち7月・8月に次いで問い合わせが多い月となっている。そのため、4月〜5月の早めの試運転が推奨されるとのこと。