ネクストレベルが運営するマッチングアプリ大学は4月4日、「マッチングアプリを利用した恋人探しに関する成果」に関する調査結果を発表した。同調査は1月、マッチングアプリの利用経験のある男女1,000人を対象に、インターネットで実施した。
「マッチングアプリを通じて恋人ができた」と回答した男性の平均値は、利用期間が約6カ月、マッチング人数が約20人、メッセージ人数が約8人、デート人数が約2.5人、交際成立が1人だった。利用アプリは「with」「Omiai」「ペアーズ」「タップル」から2つを利用していることがわかった。
男性にマッチングアプリを使って恋人ができたか尋ねたところ、45.0%が「できた」と回答した。
恋人ができた男性とできなかった男性で、アプリの利用期間に違いがあるのか調べたところ、恋人ができた男性は3カ月以上の利用が73%であるのに対し、恋人ができなかった男性は3カ月以上の利用が57%と全体的に短かかった。
恋人ができた男性とできなかった男性で、メッセージのやり取りをした人数の違いに違いがあるのか調べると、恋人ができている男性の方がメッセージのやり取りをした人数が多かった。10人まで広げて考えると50%以上になるが、5人前後のやり取りでも35%は恋人ができている。
恋人ができなかった人の回答では、マッチング人数よりもメッセージ人数の方が%が上回る不思議な結果となっているが、恋人ができた男性は、マッチング人数の割合と、メッセージ人数の割合がほとんど変わっていなかった。恋人ができている男性はマッチングした女性全てに対し、きちんとメッセージのやり取りができているとも考えられる。
恋人ができた男性はできなかった男性よりも、4~5人の女性とデートしている割合が高く出た。
恋人ができた人の利用割合が高かったアプリの1位は「with」、2位は「Omiai」、3位は「ペアーズ」、4位は「タップル」だった。恋人ができた人は平均2.1個のアプリを利用しているのに対し、できなかった人のアプリ数は、平均1.8個だった。
「マッチングアプリを通じて恋人ができた」と回答した女性の平均値は、利用期間は6カ月、マッチング人数が約30人、メッセージ人数が約20人、デート人数が約3.5人、交際成立が1人だった。アプリは、「with」と「Omiai」、「ペアーズ」または「タップル」の合計3つを利用しているという結果が出た。
マッチングアプリを利用して恋人ができたか尋ねたところ、53.0%が「できた」と答えた。利用期間は、できた人・できなかった人とも、「6カ月」が最も多い。
マッチングした人数を見ると、恋人ができなかった人のマッチング数は5人以下が多数派だった。
マッチングアプリでメッセージした男性の数を聞くと、恋人ができている人は10~30人とメッセージをしている人が多かった。
恋人ができた女性のデート人数を見ると、「5人程度まで」で64%と多数派だった。
恋人ができた人の利用割合が高かったアプリの1位は「Omiai」、2位は「with」、3位は「ペアーズ」、4位は「タップル」だった。
マッチングアプリを使う中で、感じていた不満について聞くと、恋人ができた女性の回答は、1位が「真剣に恋人を探している人が少ない」(35.0%)、2位が「メッセージの返信が面倒くさい」(33.0%)、3位は「好みの異性がいない」(26.0%)だった。
一方、恋人ができなかった女性は「好みの異性がいない」(45.0%)が最も多く、恋人ができた人と比べると19%ものずれが見られた。恋人ができなかった女性のうち、実際に会っていない人がほとんどのため、ここで指している「好みの異性」とは、マッチングアプリ上のプロフィールやメッセージのやり取りのみで、好みの異性ではないと判断していると考えられる。