カシオの「Music Tapestry(ミュージック タペストリー)」は、カシオ製の電子ピアノとアートを組み合わせたシステム。電子ピアノで音楽を弾くと、曲調やテンポ、音符の数などを自動的に判別して、その曲に似合ったアート(絵)を描くというものだ。

演奏に合わせてリアルタイムで生み出されるアートは、プロジェクターによって大画面に投映されていく。簡単にいうと、音符の1つに合わせて1つの要素(花など)が、画面に貼り付いてイメージだ。賑やかな曲なら明るいアート、短調やバラードなら落ち着いた色調のアートができあがる。完成したアートは、プリンターで印刷することも可能だ(システム構成による)。

  • 昭和記念公園(花みどり文化センター)で開催中の「Flower Music Tapestry」。ガラス張りの開放感ある空間に、電子ピアノ×1台につき大型モニター×2台を設置

これまでもいろいろな場所で体験スペースを設けてきたMusic Tapestryだが、2023年の春は東京都立川市および昭島市の昭和記念公園にて無料体験の「Flower Music Tapestry」を開催。会場は昭和記念公園の花みどり文化センター、期間は2023年5月7日17時まで(4月14日~16日を除く)。

イベントテーマは「Feel the earth, Evolve yourself.」(自然を通して人間性を拡張する)となり、Music Tapestryの電子ピアノで楽曲を弾くと、「花」を中心とした要素でアートが描かれる。今回の「Flower Music Tapestry」は、昭和記念公園とカシオ計算機「WILD MINDプロジェクト」のコラボレーションによって実現した。でかけやすくなった季節、昭和記念公園で「絵が出るストリートピアノ」を体験してみてほしい。