セイコーウオッチは、高級ブランド「グランドセイコー」の「マスターピースコレクション」としてジュエリーウオッチを発表した。発売は6月9日、価格は3,080万円、世界限定8本(うち国内5本)。

グランドセイコーは1960年に誕生して以来、最高峰の腕時計を目指す意志を込めて「獅子」をブランドシンボルに用いてきた。その精神に基づき、2022年にスイス・ジュネーブで開催された時計イベント「Watches and Wonders Geneva 2022」では、「White Lion」を題材とした独創的なジュエリーウオッチ「SBGD209」を発表した。

今回の限定モデルは、「SBGD209」の独創的なスタイリングを活かしつつ、ブランドを象徴するブルーをダイヤモンドとブルーサファイアで際立たせたジュエリーウオッチだ。

  • <グランドセイコー> Masterpiece Collection スプリングドライブ 8Days ジュエリーウオッチ 限定モデル

  • りゅうずにもブルーサファイアを備える

ダイヤルは、中心にブルーの白蝶貝を採用し、その周りを2重で囲むようにダイヤモンドとブルーサファイアを配置したデザイン。

内側のブルーサファイアとダイヤモンドは、12時位置にブルーサファイアを3石あしらい、3時・6時・9時位置にほかよりわずかに幅広いサファイアを配した。これにより、時刻の判読性を高め、実用性と華やかを共存させている。

  • ダイヤル中心部を3重に囲むようダイヤとブルーサファイアを配置

外側のダイヤモンドとブルーサファイアは、分目盛りとして機能。熟練の職人技により、18Kホワイトゴールドダイヤルの周囲に沿って隙間なくレール留めされている。ベゼルには60石のダイヤモンドを配置。ケースは、大きく張り出したかん足にダイヤモンドをセットし、獅子の研ぎ澄まされた爪の輝きを表現した。

  • かん足にもダイヤモンドを配置

ムーブメントは、高級時計の専門工房「マイクロアーティスト工房」で作られたスプリングドライブムーブメント「キャリバー9R01」。3つの香箱を直列に配置することで、約192時間(約8日間)のロングパワーリザーブを実現している。

  • シースルーバックの裏ぶたからスプリングドライブムーブメント「9R01」がのぞく

埋め込まれたダイヤモンドは266石(ダイヤル94石、ベゼル60石、ケース112石。計5.62カラット)、ブルーサファイアは27石(ダイヤル26石、りゅうず1石。計1.25カラット)。

ケース素材はプラチナ、ストラップ素材はクロコダイル、ケースサイズは外径44.5×厚さ14.4mm、風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス、防水性能は10気圧。