ブロードウェイをはじめ世界30カ国以上で観客を魅了してきた舞台『バーン・ザ・フロア』(6月14日~18日、東京・日本青年館ホール/同20日~25日、大阪・クールジャパンパーク大阪WWホール)の製作発表が7日、都内で行われ、日本公演のスペシャル・ゲストシンガーを務める西川貴教と、カンパニーからディロン・ダニエルズ、マルチェラ・ソリメオ、増田隆が登壇した。
世界トップレベルのダンサーたちの卓越したダンステクニックが詰め込まれたダンスエンタテインメントステージで、世界中の人々を熱狂させてきた『バーン・ザ・フロア』。この製作発表でも、まずはディロン・ダニエルズ、マルチェラ・ソリメオ、増田隆による迫力のダンスパフォーマンスからスタートし、情熱的なダンスに、集まった報道陣から大きな拍手が沸き上がった。
日本では2002年から定期的に上演されてきた公演だが、2020年の新型コロナウイルスによる公演中止を経て、今回は5年ぶりの上演。2020年公演時から参加が決定していた西川は「3年間、この開催を待ち望んでいました」と笑顔を見せる。シンガーとして参加する日本人アーティストは初となるが「(自身が参加することで)日本のみの演出になるので、カンパニーのみなさんにも『よかったな』と思ってもらえるステージをつくりたいです。今はとにかく『踊れません』アピールをしているところです(笑)。僕はダンサーではなく、ガンサー(顔サー)として、顔で踊ろうと思います!」と歌に専念したい様子だ。
会見中に再び行われたダンスパフォーマンスを客席から見た西川は感激し、「カンパニーのメンバーは世界各国いろんな方がいらっしゃるので、言語やそういったものを超えた、気持ちだったり、情熱をぶつけていけたらなと思います。みなさんとひとつになっていく気持ちを共有して、それをひとつの塊にして、客席の皆さんにお届けできたらなと思います」と熱く語った。