野原ホールディングスは4月6日、「建設DXに対する意識」に関する調査結果を発表した。調査は2月15~22日、全国の建設業界従事者1,000人を対象に、インターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「デジタル化による生産性向上、業務効率化が進んでいると思う業務プロセス」を聞くと、「設計関連業務(設計・監理など)」(46.6%)、「見積・積算業務」(38.4%)、「施工管理」(30.7%)が上位にあがった。

  • デジタル化による生産性向上、業務効率化が進んでいると思う業務プロセス

次に、「デジタル化による生産性向上、業務効率化が遅れていると思う業務プロセス」を尋ねると、「施工・専門工事」(35.3%)、「営業」(25.1%)、「施工管理」(23.1%)と続いている。

  • デジタル化による生産性向上、業務効率化が遅れていると思う業務プロセス

さらに、「デジタル化による生産性向上、業務効率化が進まない理由」を聞くと、「デジタル化できない作業が多い」(52.8%)、「現場での変更が多くデータ更新が面倒」(29.9%)、「導入から運用までの煩雑さ」(23.8%)、「予算が確保できない」(22.1%)、「従来のやり方が一番早いと思っているから」(21.7%)と続く。

  • デジタル化による生産性向上、業務効率化が進まない理由

そして、「建設業界従事者の建設業界のマイナスイメージ」を尋ねると、「若い人材が少ない」「残業・休日出勤が多い」「清潔感がない」「給料が低い」「昔ながらの文化や慣習が多い」が上位となった。

  • 建設業界従事者の建設業界のマイナスイメージ