PFUは4月6日、ビジネス向けドキュメントスキャナー「fiシリーズ」から、A4対応ADFスキャナー「RICOH fi-8040」と、A6対応フラットベッドスキャナー「RICOH fi-70F」を発表した。
fi-8040
「fi-8040」は、医療や官公庁で好評のエントリーモデル「fi-7030」の後継機種。価格は70,950円。5月17日より発売する。
50枚の原稿をセットでき、毎分40枚/80面の高速スキャンが可能なADFを装備。薄紙やプラスチックカードなどもスキャンでき、安定した給紙搬送性で原稿を1枚ずつ正確に読み取れる。「手差し・単送モード」も搭載し、A3サイズの2つ折り原稿や複数枚つづりの原稿を、キャリアシートオプションを使わずにスキャンできる。センサーは、表面と裏面にCISセンサーを1基ずつ内蔵する。光学解像度は600dpi。
新機能の「DirectScan」では、PCを使うことなくスキャンデータをネットワーク先のフォルダーやFTPサーバに直接保存可能。スキャンしたイメージデータをメールに添付して送信することもできる。複数のスキャナーを一括で管理する「Scanner Central Admin Desktop」にも対応する。
操作用に4.3インチのカラータッチパネルを備え、タッチ操作だけでスキャンを実行できる。インタフェースは、USB 3.2 Gen1×1、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1。本体サイズはW292×D157×H143mm、重さは3.1kg。
fi-70F
「fi-70F」は、自治体、病院、店舗などの窓口での本人確認業務に多く使われている「fi-65F」の後継機種。A6サイズまでの原稿読み取りが可能だ。価格は52,800円。4月7日より発売する。
場所を取らないコンパクトサイズで設置性が高く、カラー読み取り速度が1.3秒と高速なことから、窓口業務での顧客の待ち時間を短縮できる。標準添付ソフト「PaperStream」もアップデートされ、QRコードの認識精度が向上。0.28mm/セルの小さなQRコードや、インクジェットプリンターなどで印刷したQRコードなども高精度で読み取ってくれる。二次元コードの認識は、スキャナードライバー「PaperStream IP」に統合された。
CISセンサーを1基内蔵し、光学解像度は600dpi。インタフェースはUSB 2.0。本体サイズはW145×D234×H40mm、重さは0.9kg。