「夏の思い出」と聞いて、どんな光景を思い浮かべますか?

過ぎし日のキラキラとした情景が目に浮かぶと、懐かしくもちょっぴり切ない気持ちになる人もいるのではないでしょうか。

杏(@ann_photo05)さんがTwitterに投稿した1枚の写真を見て、多くの人が「夏の思い出」をよみがえらせたよう。「ノスタルジック」「泣きそう」と、大きな反響が集まっています。

あの夏が聴こえる。
(@ann_photo05より引用)

  • @ann_photo05より引用

「あの夏が聴こえる」という印象的なコピーとともに投稿された、1枚の写真。

ずいぶんと年季の入った、しかし手入れの行き届いた古民家の中、まぶしいほどの緑が廊下に幻想的な陰影をつくり出しています。

枝葉が風にそよぐ音? あるいはセミの声? ……あなたにはどんな「夏の音」が聴こえてくるでしょうか。

この投稿に対し、Twitterユーザーからは「ノスタルジックで好き」「なんか泣きそうです。建物の記憶」「ほんとだ、セミの声、風の音、、、」「音、匂い、床の感触・・五感が動き出した」などの声が続々。

「昔遊びに行ったおばあちゃんちに似てる」「幼い頃を思い出す」と、夏の思い出を語る人も多く、元ツイートには7.9万件もの「いいね」が寄せられました(4月6日時点)。

一瞬にして「あの夏の日」にタイムスリップするこの写真、いったいどこで撮られたものなのでしょうか。ツイ主の杏さんにうかがいました。

「あの夏が聴こえる」、投稿者に聞いてみた

――お写真の撮影場所はどちらでしょうか?

岩手県盛岡市にある「南昌荘」という明治時代の邸宅になります。

――撮影の際にこだわったポイントなどをお聞かせください。

ガラス戸から見える景色、木漏れ日、床や天井、木造の日本家屋の美しさが伝わるように自分なりに撮影しました。

――今回の投稿には大きな反響が寄せられましたね。

とても嬉しく思います。特に、この写真から懐かしさを感じていただけたり、思い出話をして下さったり。自分の思いが伝わったようで胸が熱くなりました。


ほかにも、エモさ全開の風景写真をたくさん投稿されている杏さん。「世界は美しさに満ちているな」と、開眼させられること請け合いです。