学情は4月5日、20代を対象とした「住む場所の希望」に関する調査の結果を発表した。調査期間は2月21日~3月7日、調査対象は20代社会人、有効回答は570人。
地方に住む20代に、コロナ禍で希望する住む場所に変化はあったか聞くと、19.8%が「変化があった」と回答。変化した内容をみると、「東京など首都圏に住みたいと思うようになった」が34.9%と最も多く、続いて「大阪・名古屋など大都市に住みたいと思うようになった」・「地方に住みたいと思うようになった」が同率の23.3%となった。
1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に住む20代のうち、「コロナ禍で、希望する住む場所に変化があった」と答えた割合は17.5%。変化した内容については、「郊外に住みたいと思うようになった」が40.5%、「東京23区内に住みたいと思うようになった」が26.2%の順となった。
関西に住む20代では、13.3%が「コロナ禍で、希望する住む場所に変化があった」と回答。変化した内容については、「大阪・名古屋など大都市に住みたいと思うようになった」が53.3%でトップ、次いで「郊外に住みたいと思うようになった」が26.7%となった。
「変化があった」と答えた割合が最も高かったのは、地方に住む20代で、次いで1都3県に住む20代、関西に住む20代との順に。地方に住む回答者からは「東京は生活費が高くても、経験できることや出会える人が多い。仕事もプライベートも充実させることができると思う」といった声が寄せられた。