オミカレは4月3日、オミカレ会員を対象に行われた「出産・子育ての本音調査」の結果を発表した。調査は3月1日~5日の期間、オミカレ会員1091人を対象に行われた。
はじめに、男性に対して積極的に出産・子育てをしたい環境かを質問。すると、「とても思う」( 28.8%)「少し思う」(18.7%)との回答をあわせて、約半数の男性が「積極的に出産や子育てをしたい環境」だと感じていることが明らかに。
年代別では「思う」と回答したのは20代が最も多く、次いで40代という結果に。いずれも6割以上が「思う」と回答。一方、30代男性の回答は50%弱と、20代・40代と比べると若干低いことが分かったという。
女性に対し積極的に出産・子育てをしたい環境かを尋ねると、最多は「どちらとも言えない」(29.7%)、次いで「あまり思わない」(23.2%)と続いた。 「とても思う」(19.1%)、「少し思う」(15.1%)と回答した女性はあわせて34.2%となり、男性とは異なる結果に。
男性に対して将来的に子どもが欲しいかを尋ねると、トップは「とても思う」(43.1%)、次いで「少し思う」(23.9%)と続き、約7割の男性が将来的に子どもが欲しいことが分かった。
年代別では20代が最多で、次いで30代、40代と続きどの年代でも「思わない」を上回る結果に。
次に女性に対し将来的に子どもが欲しいか尋ねると、男性と同じく「とても思う」(38.9%)がトップに。2位の「少し思う」(24.2%)とあわせると、半数以上の女性が子どもを望んでいるという結果に。
年代別に見ると「思う」と回答したのは30代が最多。僅差で20代が続き、どちらも70%以上の支持があった。
男女共に、子どもの誕生後は「共働きがいい」がトップ、「今は分からない」が2位という結果になった。
男女差があったのは「専業主婦(夫)になりたい」との回答で、女性が23.7%、男性が5%と、約5倍の差があった。
出産を考えた際にどんな不安があるのか尋ねたところ、1位は「教育費や生活費増の経済的要素」、次いで「仕事と家庭との両立」、「住まいや人間関係の環境の変化」、「保育園や学童などの預け先の確保」と続いた。
中でも、30代女性は前述した全ての項目で「不安に感じる」と回答した人の割合が1位になっているとのこと。また、30代男性も不安を感じる傾向が高い結果となり、年代別では30代が特に不安を感じる要素が多く見られたという。