おみくじを引けばいつも大吉、懸賞に応募すれば当選するなど、「あの人はいつも運がいい」と感じる人を見掛けることがありますよね。運がいい人と運が悪い人には、何か違いがあるのでしょうか。
本記事では、運がいい人の特徴や、運がいい人になるための方法を紹介します。逆に運が悪い人の特徴や、運とはスピリチュアルなものなのか、その意味もまとめました。
運がいい人の特徴
「運」とは、「巡り合わせ」や「定め」ともいわれます。この運は、たまたま巡ってくるものなのでしょうか。
実は運がいい人には、いくつかの共通点があるといわれています。
プラス思考である
物事はある側面から見れば幸運であり、反対から見れば不運ともいえます。しかし、運のいい人はどのような出来事が起きても、大抵のことはポジティブに捉えます。
たとえ望んだ結果にならない場合でも「もう一度挑戦するいいきっかけになったな」や「今回の失敗で○○について学べたから次に生かせそう」などと、発想の転換が上手です。
運がいい人は、さまざまな物事に対し、良い面を見つけ、注目することができるのです。
「自分は運がいい」と思っている
「自分は運がいい」と思っている人は、何かをする際に「今回もきっと運が味方してくれる」という気持ちがあります。それによって肩の力が抜けて、本来の力を発揮しやすくなり、結果的に成功することが多いと考えられます。
また「何があったとしても、(運がいいので)何とかなるでしょう」という気持ちがあります。そうすると、気持ちに余裕ができるため、多少のトラブルは落ち着いて対処できるのです。精神が安定していて、ストレス耐性が高いともいえるでしょう。
目標や目的を持って行動している
運がいい人は、学業や仕事、趣味など、何をする場合でも目標を持って取り組み、ある程度の結果が出るまで忍耐強く継続する人が多いです。
途中でトラブルが起きたときでも諦めず、自分の力を信じて解決できるように最善をつくすため、目標や目的を達成しやすいのです。
そのため、目的を達成できる人だと評価されて重要な仕事を任されたり、昇給したりすることもあります。周りから「運がいい」と思われているのは、実は努力の積み重ねが起こしている必然である可能性も考えられるのではないでしょうか。
チャレンジ精神が旺盛
運がいい人はフットワークが軽く、人から勧められたことなども「取りあえずやってみよう」と挑戦することができるので、結果的につかめるチャンスが多くなります。
さまざまなことにチャレンジした分だけ問題を解決しているため、問題解決能力が鍛えられ、どのような問題にもうまく対処できるのです 。
また、人はやって後悔したことより、やらずに後悔していることの方が心に残るともいわれています。さまざまなことにチャレンジしている人は、「あのとき、あれに挑戦しておけばよかったな」などとクヨクヨすることが少なく、ハツラツとしていることから、ポジティブな雰囲気があるのかもしれません。
笑顔が多く、人に優しい
いつも笑顔で、明るく前向きな発言が多い人のところには、その楽しそうなオーラに引き寄せられ、「類は友を呼ぶ」の言葉の通りにポジティブな人が集まるものです。そうして集まった仲間の中で、新たなアイデアが生まれる、物事が進展するなど、プラスの動きが発生しやすいと考えられます。
また、困っている人を助けたり、他者からの突然の頼みごとに快く対応していたりすることで、人から感謝されます。そうすると次回はお返しに助けてもらいやすくなったり、良い話が入りやすく、チャンスが巡ってくる機会も増えたりするでしょう。そうすると結果的に「運がいい」ように見えるというわけです。
運が悪い人の特徴
一方、一生懸命に頑張っているはずなのに、何をやってもうまく行かない「運が悪い人」に共通する特徴とは、どのようなものが考えられるのでしょうか。
ネガティブ思考
いわゆる「運が悪い人」には、ちょっとうまくいかないだけでも考え込んでしまい、精神状態が不安定になりやすい人が多いでしょう。
たとえ天候や致し方ない理由による変更、失敗だとしても、気分を切り替えられなくなり、「何をやってもうまくいかない」と自分で自分に暗示をかけてしまうために、余計に失敗を重ねる結果になる可能性があります。
自分や自分の意思に自信がない
成功体験が少ないせいで、自分自身や自分の意見に自信がなく、いつも人の意見を優先してしまうのも特徴の一つといえます。何かやりたいことがあっても、チャレンジすることに尻込みしたり、他の人の意見を聞いた後にしか判断できなかったりするため、チャンスを逃しやすいのです。
また、たとえ人から見て「運がいい」ことが起きても、自分では確信が持てず、自分のことを「運がいい人だ」と思えません。
他人の悪口や、「ずるい」と嫉妬することが多い
自分の劣等感を払拭(ふっしょく)するために、他人を悪者にして自分の心を守ろうとするケースもあります。
例えば「あの子はいつも定時退社で(仕事をちゃんとやっていないのに)評価されていてムカつく」と、表面だけを見て決めつけ、悪口を言って、自分を省みようとはしません。
実は定時内に自分の2倍の仕事量をこなしていることが分かったとしても、「何かカラクリがあるに違いない」などと考え、自分を改善することはせず相手を攻撃したり、理不尽な理由でねたんだりするのです。
そもそも運がいいとはどういう意味? スピリチュアルなことなの?
スピリチュアルとは、霊的なことや宗教的なことを指す言葉です。
宝くじを買ったり賭け事などに挑戦したりすることを「運試し」と表現するように、運は自分で選べるものではなく、神様や誰かから与えられたスピリチュアル的なものだと考える人もいます。
もちろん、そういった人間を超越した力が作用している可能性も否定はできませんが、運がいいとは、考え方や行動が前向きであることと考えることもできます。
例えば、運のいい人は宝くじが外れたときでも「今日は運を使わなかったから、明日すごいラッキーなことがあるかな!」というように、発想の転換をして、自分で自分を運がいい人にできるという側面があるのです。
運がいい人になるための小さな習慣
これまで見てきたように、運は、考え方や行動次第でつかめる可能性があります。いくつかの小さな習慣を意識して取り入れるだけで、あなたも運がいい人になれかもしれません。
「自分は運がいい!」と思って行動する
「自分は運がいい!」と思い込み、たとえ予想外の問題が起こったとしても、肯定的に考えるようにしましょう。
例えば事故で電車が止まってしまい、3駅分を歩かなければならなくなったとしても、「今日は晴れだから運がいい! 昨日食べ過ぎたし、運動にもなってちょうど良かった」などと考えれば、幸せな気分にもなれますね。
自分に自信を持つ
たとえ挫折しそうなときでも「自分だからここまでできた」と、ポジティブに考える癖をつけましょう。
自信がついてくると、緊張せずに能力を存分に発揮できたり、不意なトラブルにも落ち着いて対処できるようになったりして、その経験がまた自信へとつながるサイクルに入れるはずです。
目的を持って行動する
目標や目的に向かって努力し、達成することで、成功体験をつみ重ねていきましょう。一つ一つ真摯(しんし)に、丁寧に行動すれば、誰かがどこかで見ていて、チャンスをもらえるときがやってくるかもしれません。
また、人は自分が想像したように自分を導くともいわれています。自分の理想像を強く持って行動すれば、自分が自分を良い方向に導いてくれるでしょう。
最後まで諦めない
途中で諦めずに自分を信じて、最後までやり遂げると自信につながります。一つ一つの経験を大切に扱い、自信を積み上げておくと、チャンスが来た時にちゅうちょせずつかみにいけます。
時間が掛かってもいいので、あきらめずにゴールを目指して継続しましょう。
思いやりを持って他人と接する
いい人の周りには、同じようにいい人が集まるものです。自分が思いやりを持って人と接していれば、周りにいい人が集まってきて、思いやりを返してくれるはずです。
運は人が運んできてくれるものともいいます。丁寧な人付き合いを心掛け、また、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
自分を大切にする
自分が喜ぶことをして、日々を楽しむことが大切です。
日々楽しい気分で過ごしていれば、前向きな気持ちでいられるため、心に余裕が生まれ、チャンスや幸運に気が付きやすくなるでしょう。
身だしなみを整える
どこでどのようなすてきな縁に恵まれるかは、誰にも予想できません。いつでもいい縁を受け入れられるよう、常に清潔感のある身だしなみを心掛けましょう。
過度に着飾る必要はありませんが、最低限、清潔感のある身だしなみに整えることで、話し掛けられやすい雰囲気を作ることができるはずです。誰でも、だらしない人と思われて得することはありませんよね。
ポジティブな考え方や行動で、良い運気を引き寄せよう!
運がいい人は、単なる偶然ではなく、日々の積み重ねによりチャンスを引き寄せていることが分かりました。
できそうなことからでいいので、運がいい人の習慣を取り入れてみましょう。今度は自分が他人から「あの人は運がいい」と思われる側に立っているかもしれませんよ。