クラレは4月4日、2023年版新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」のランキングを発表した。調査は2022年7月~2023年1月、2023年4月に小学校に入学する子ども4,000人ととその親4,000人を対象に行われた。
子どもの「将来就きたい職業」総合ランキングの1位は「ケーキ屋・パン屋」。次いで2位「警察官」、3位「スポーツ選手」、4位「消防・レスキュー隊」、5位「芸能人・歌手・モデル」と続き、20年前と比べて人や街を守る仕事への関心が高まっていることがわかった。
男女別にみると、男の子は「警察官」が過去最高の17.8%で3年連続1位を獲得。以下、2位「スポーツ選手」、3位「消防・レスキュー隊」、4位「運転士・運転手」、5位「ユーチューバー」と続き、ユーチューバーがトップ5に初めてランクインした。
女の子は調査開始以来25年連続で「ケーキ屋・パン屋」が1位。以降、2位「芸能人・歌手・モデル」、3位「花屋」、4位「警察官」、5位「看護師」と続き、警察官は過去最高の順位となった。
次に、新小学1年生の親が将来子どもに就かせたい職業について調査を実施。その結果、男の子の親は14年連続で「公務員」が1位、2位は3年連続で「会社員」が入り、割合は過去最高を更新した。3位は「スポーツ選手」で前年4位から順位を上げた。
女の子の親は26年連続で「看護師」が1位に。2位は「公務員」で過去最高の割合、3位の「会社員」は過去最高の順位となり、同調査では「男の子の親と同じく、安定を求める傾向が高まっている」と分析している。