4月4日早朝、ブラウザ版Twitterの左上に表示されていた青い鳥のロゴが「Doge」と呼ばれる柴犬の画像に突如変更され、国内外を問わずSNS上で話題となっている。

  • 4月4日早朝、Webブラウザ版Twitterの左上にあった青い鳥のロゴが突如「Doge」に変わった

    4月4日早朝、Webブラウザ版Twitterの左上にあった青い鳥のロゴが突如「Doge」に変わった

この犬の画像は2010年代前半に海外で流行したDogeと呼ばれるインターネットミーム。元ネタになったのは日本在住のある柴犬で、飼い主が投稿した一枚の写真の何とも言えない独特な表情が海外の掲示板ユーザーなどのツボにはまり、後に仮想通貨ブームの中でドージコインなるものも生まれた。

ドージコインそのものは流行に便乗する形で生まれたミームコイン(ネタコイン)の一種に過ぎないが、Twitterの現オーナーでもあるイーロン・マスク氏は度々ドージコインに言及しており、大量保有や相場操縦の疑いも指摘されている。

アイコン変更を伝えたニュース記事でも触れているが、今回の変更の意図は特にアナウンスされておらず、謎に包まれたままだ。

マスク氏によるTwitter社買収が確定する前、ある一般ユーザーとのやり取りでリクエスト「鳥のロゴをDogeにしてほしい」という約束を果たしたとほのめかされているが、アプリアイコンやコーポレートロゴの変更までには至らずあくまでブラウザ版のみの変化に留まっており、一時的な遊びなのかさえも不明となっている。エイプリルフールのジョークにしても不自然なタイミングだ。

Twitterの象徴ともいえる青い鳥がDogeに置き換えられたというだけでも不可解な出来事だが、さらに謎が深まる隠し要素として「あるコマンドを入力したらDogeが1回転した」と報告しているTwitterユーザーも多い。

ピンと来た人も多いだろうが、そのコマンドとはもちろん、“世界一有名な隠しコマンド”とも言われる通称「コナミコマンド」のことだ。PCのWebブラウザでTwitterにアクセスし、キーボードで「↑↑↓↓←→←→BA」と入力すると、Dogeが時計回りに1回転する。