DISCOは3月31日、キャリタス就活登録学生のうち、大学2年生(2025年3月卒業予定者)に向けて実施した、新定義の認知状況やプログラムへの参加意向などの調査の結果を発表した。調査は2月20日~3月13日、301人(文系246人、理系55人)を対象に行われた。

  • 2025年卒者のインターンシップ新定義の認知状況

これまで経済産業省・文部科学省・厚生労働省による「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方(三省合意)」によって、インターンシップを通じて得られた学生情報を広報活動や採用選考活動に使用してはいけないことになっていた。それが2022年4月、「採用と大学教育の未来に関する産学協議会(通称:産学協議会)」で当時大学2年生から一定の基準に準拠するインターンシップで得られた学生情報については採用活動開始後に活用可能と改正された。

インターンシップの定義については、55.5%が「新たに定義されたことを知らない」と回答した。内容を「詳しく知っている」という人は3.7%にとどまっているほか、「ある程度知っている」(16.9%)の回答を合わせても約2割となっている。

定義変更について知っている44.5%に、知ったきっかけを尋ねた。すると、「就職情報サイト」が36.6%で最多となり、次いで「大学のキャリアセンター」が29.9%、「新聞やニュースなどの報道」が27.6%、「SNS」が24.6%で続いた。

  • 定義変更を知ったきっかけ・情報源

インターンシップの定義が変更になる事により自身の就職活動に影響があると思うか聞いてみると、33.6%が「とても影響があると思う」、43.3%が「やや影響があると思う」と回答し、合わせて76.9%が影響があると考えている事が分かった。

  • 定義変更による自身の就職活動への影響予想

最後に、各タイプ(タイプ1:オープン・カンパニー、タイプ2:キャリア教育、タイプ3-①:汎用的能力活用型インターンシップ、タイプ3-②:専門活用型インターンシップ)の参加意向について調査した。

  • 各タイプの参加意向

すると、「積極的に参加したい」の回答は「タイプ1」(60.1%)や「タイプ3-①」(61.1%)が6割超となっている。文理別では、文系ではタイプ1が62.6%、理系ではタイプ3-①が72.7%でそれぞれ最多となった。