ロイヤルエンフィールドは「第50回東京モーターサイクルショー」(東京ビッグサイトで3月24日~26日)で新型バイク「SUPER METEOR 650」(スーパーメテオ650)をお披露目した。今回が日本初公開だ。英国にルーツを持ち今はインドを本拠地とする同ブランドは日本市場をどう見る?
発売は6月以降! 価格にも注目
ロイヤルエンフィールドでアジア太平洋市場担当事業責任者を務めるアヌージ・ドゥア(Anuj Dua)さんによると、スーパーメテオ650は「クルーザーの本質を追求したモデル」であるとのこと。デザインは同社がクルーザーモデルの開発・販売を始めた1950年代のスタイルにルーツがあるという。日本での発売は2023年6月以降の予定。「多くのライダーにお求めやすい」値段になるとのことなので、価格にも注目しておきたい。
ロイヤルエンフィールドが得意とするのは中排気量クラス(250~750cc)のバイクだそうだが、東京モーターサイクルショーで話を聞いたドゥアさんによると、このセグメントは今後も拡大を続けていく見通しだという。というのも、小排気量クラスからのステップアップで入ってくるユーザーもいれば、大排気量クラスからのダウンサイジングで中排気量モデルを選ぶユーザーもいるからだ。
日本でもロイヤルエンフィールドのバイクに対する注目度は高まっているらしい。「数年前は本拠地インドに日本のディーラーが訪ねてくるとは思ってもみなかったが、最近はけっこう来てくれている」とドゥアさんは話していた。
ブランドのレガシーやヘリテージを大切にし、高く評価する日本は有望な市場だというのがドゥアさんの見立て。ロイヤルエンフィールドというブランドでは1901年からバイクを作っているそうだから、歴史的背景は十分といったところだ。同社のバイクはカスタムしやすい設計となっているそうで、カスタムカルチャーの成熟した日本にピッタリだとドゥアさんは話していた。