テレビ東京は4日、『開運! なんでも鑑定団30年目突入3時間半スペシャル』(18:25〜)を放送する。
1994年4月19日に放送を開始した同番組が4月で放送30年目を迎えることを記念し、超ド級お宝や番組史に残る貴重映像が続々登場する3時間半の特別番組を放送。第1回の台本や、記念すべき依頼品第1号・最初のお宝も振り返る。さらに、これまで登場した1,500名以上のゲスト依頼人の中から懐かしの大スターの秘蔵お宝や、鑑定団で発見されてニュースとなったお宝のその後も公開する。
記念すべき依頼品第1号は徳川家康にまつわるお宝で、鑑定シーンでは、放送第1回から出演を続ける鑑定士・中島誠之助と北原照久の姿が。着物姿でおなじみの中島も当時はスーツ姿で、映像を見た今田は「94年から(お宝を)開拓して、もしかしたらウチにもっていうのがだんだん広がって見つかるようになった。日本の文化にめちゃくちゃ貢献してません?」と番組が築いた歴史を再確認する。さらにスタジオでは、福澤が当時の第1回台本を紹介し、今田は「ちゃんとしてる! 今の台本ある?」と今の台本との大きな違いに驚いた。
また懐かしの人気絵本「しょうぼうじどうしゃじぷた」に登場した消防車がスタジオに登場し、消防車に乗り込んだ今田は今でもしっかり機能する様子に大興奮。豪商だった亡き曽祖父が今の物価換算で1億円相当で購入したという超有名絵師の掛軸や、旧家のニワトリ小屋から発見した室町時代の超絶お宝など、名品珍品を一挙鑑定し、超ド級鑑定額が続出する。30年目を迎えた鑑定団の歴史の中で高額鑑定が出たお宝の中から、時代を経た今、さらに鑑定額が爆上がりしているという「とんでもないお宝」も公開し、鑑定額を見た福澤は「エーッ!」と絶叫、今田は言葉を失う。
今田の目利き勝負コーナーでは20世紀絵画を代表する巨匠「アンリ・マティスのデッサン」を用意し、番組史に残る気になる依頼人やお宝のその後を追跡するコーナーも放送。2022年3月15日に放送した「井上ひさしの未発表戯曲原稿」は300万円の鑑定額となり、日本演劇界における大発見としてニュースにもなったが、発見に驚いた井上ひさし氏の妻から手紙が届いたという。お宝が放送後に辿った運命に迫る。
今田耕司 コメント(2011年8月よりMC)
自分がMCになってから12年なので、まずは20年を目指したいです。お宝がないと、参加してくれる方がいないと成立しない、まさに視聴者のみなさんと作り上げている番組なので、「お宝よ、出てこい!」と毎週毎週願っています。歴史をものすごく感じる鑑定団が令和まで続く理由、この30年目スペシャルを見ていただいたらおわかりになると思いますので、ぜひ見ていただけたらと思います。
福澤朗 コメント(2016年4月よりMC)
私も今年還暦を迎えますが、この番組で紹介する焼き物や昔の絵に命を宿していることに対する畏敬の念が歳を重ねるごとに深まります。だからこの番組もそうなっていかなければいけないという、日本の文化を次世代に受け継ぐための番組だと責任を感じています。そういった番組に携われるのが本当に幸せなので、ぜひ皆さんもこの番組を見てそれを体感していただきたい。ぜひ3時間半、老いも若きも日本の文化の素晴らしさをとことん味わっていただきたいなと思います。
水野亮太プロデューサー(テレビ東京制作局) コメント
『開運! なんでも鑑定団』はついに放送開始30年目を迎えました! 1994年の放送第1回から出演されている鑑定士の中島誠之助さんと北原照久さん、ナレーターの銀河万丈さんと冨永みーなさん、そして長きにわたり番組を支えてくださっている視聴者のみなさまにこの場をお借りして深く御礼申し上げます。このスペシャルからスタジオセットもリニューアル!セットも心も新たに、輝きを増した30年目の鑑定団をお届けいたします!引き続き、『開運! なんでも鑑定団』をどうぞよろしくお願いいたします!
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