NTT東日本とNTT西日本の一部エリアで4月3日に通信障害が発生。「フレッツ光」や「ひかり電話」が利用できない、または利用しづらい状態になっていると発表した。NTT西日本では午前8時49分に障害から復旧。また、NTT東日本エリアでも午前10時8分に復旧し、サービスを再開した。
NTT東日本では7時10分頃に東京エリア、神奈川エリア、北海道エリアで発生。当該エリアの通信回線を収容する設備機器の故障が原因で、9時30分時点で北海道エリアは復旧し、サービス再開。その後午前10時8分に、東日本エリアの障害が復旧し、サービスを再開したとのこと。
影響規模は、光アクセスサービスが約26.5万件(コラボレーション事業者が提供する光アクセスサービスも含む)で、フレッツ光を利用したフレッツ・テレビ伝送サービスなども利用できなくなっていたという。ひかり電話は約14万件で、110・119番等の緊急通報も利用できない状況だった。音声通話や緊急通報については、他事業者の携帯電話や、公衆電話を使うよう呼び掛けていた。
NTT西日本でも同日7時10分頃、大阪府、滋賀県、岐阜県、富山県、石川県、福井県、鳥取県、島根県、徳島県、愛媛県の一部エリアにおいて、フレッツ光、ひかり電話など光アクセスサービスに障害が発生。当該エリアの通信回線を収容する設備機器の故障が原因で、午前8時49分には復旧し、サービスが利用できるようになった。なお、通信サービス状況については引き続き監視していくとのこと。
現在は復旧し、サービスがご利用できるようになりました。なお、通信サービス状況については引き続き監視してまいります。 お客さまには多大なご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
— NTT西日本 (@NTTWestOfficial) April 3, 2023
現時点、判明している状況は以下のとおりです。 https://t.co/cqJkjvYhTw
【復旧(4/3 10:30時点)】
— NTT東日本 (@NTTeastofficial) April 3, 2023
東日本エリアにおいて当社の通信サービスをご利用できない状況が発生しておりましたが、現在は復旧し、サービスを再開いたしました。
お客様へ多大なご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。
【4月3日午後13時5分追記】
NTT東日本は、同日午前に発生し、復旧した通信障害の影響エリアと影響規模の情報を更新。上述のエリアのほかに埼玉、千葉、新潟の各エリアにおいても、一部で同様の障害が起きていたが、既に復旧しサービスを再開しているとのこと。
影響規模は、光アクセスサービスが最大約35.9万件で、このうち埼玉、千葉、新潟の各エリアにおける影響は約0.6万件だった。また、ひかり電話は最大約18.6万件で、このうち埼玉、千葉、新潟の各エリアにおける影響は約0.3万件としている。