WOWOWプライム&WOWOWオンデマンドで4月23日から放送&配信する連続ドラマW『フィクサー Season1』(毎週日曜 22:00~全5話※第1話は無料放送、WOWOWオンデマンドは無料トライアル実施中)の完成披露試写会が3月31日、都内で行われ、唐沢寿明、藤木直人、町田啓太、内田有紀、小泉孝太郎、要潤、小林薫、西浦正記監督が出席した。
同ドラマは、『白い巨塔』や『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(ともにフジテレビ系)など数々のヒット作を生み出し、2020年秋の紫綬褒章を受章した脚本家、井上由美子がフィクサーを題材に描いた大作ドラマ。裏や闇がはびこる政界、財界、法曹界で金とそれに群がる人間たちの悲喜劇、その裏で暗躍するフィクサーの活躍を、3シーズンにわたって描き出す。
表舞台に立つ権力者を不敵な笑みで引き込む主人公のフィクサー・設楽拳一を演じる主演の唐沢寿明。井上由美子の作品は今回で4作品目となる唐沢は「脚本は相変わらず面白くてあっという間に読めました。西浦監督の演出もあって本当に面白い作品になったと思います。見応えは本当に素晴らしいです」と絶賛しつつ、「僕の役はひたすら気持ち悪い。キモいなこいつ! みたいな。謎が多いんですけど気持ち悪いんですよ。見たら分かると思うんですけどね」と語った。
唐沢と初めて共演を果たした内田は「全くそんな事はなくて、メチャクチャ格好良い唐沢さんが今回も見られます」と唐沢の言葉を否定すると、唐沢が「陰で何度も気持ち悪いと言ってたでしょ」と真面目な顔で内田に迫るなど会場は大盛り上がり。続けて内田は「言ってない! 唐沢さんはこうやって軽口を叩かれますね」と唐沢を注意しながら「共演者の方から唐沢さんと共演するとお話が面白いからお芝居がしづらくなると聞いていたんですが、今回は全然お話しなかったですね。多面的な唐沢さんが見られて、見ていただくドラマとして非常に楽しんでいただけると思います」と褒め称えていた。
総理首席秘書官の中埜弘輝を演じる藤木直人は、唐沢と4度目の共演。シーズン1のゲスト出演ということで唐沢との共演シーンも多い。「僕がまだ役者になる20歳の時に唐沢さん主演の『愛という名のもとに』(フジテレビ系)を見てから、僕の心の中のリーダーなんです。ですから唐沢さんとご一緒させていただく時はご褒美だと思って頑張りたいなと思っています」と唐沢との共演を喜び、「僕の一番好きなドラマが『白い巨塔』。井上先生の作品に出られるということでご褒美のご褒美。さらに撮影が終わってから唐沢さんに美味しいお寿司をご馳走になり、ご褒美のご褒美のご褒美になって幸せな時間を過ごさせていただきました」と唐沢に感謝の言葉。それを受けて唐沢は「藤木くんにもし何かあったら(メスで)切るだけなら切れるから。縫うことは出来ないけど」と『白い巨塔』で演じた財前五郎を思わせるコメントを発し、それに藤木が「財前先生よろしくお願いします!」と応じて笑いを誘っていた。