日本政府の指針でしかない話だが、今年の3月13日から、マスク着用は「個人の判断が基本」となっている。このほどインターネットサービスプロバイダのニフティが、小中学生の「マスク着用」に関する調査を実施し、結果のレポートを公開した。それによると、小中学生の約7割は、新学期からも継続してマスクを着用する意向なのだそうだ。
本調査では、同社の運営する子供向けサイト「ニフティキッズ」を訪問した1,328人を対象に、今後のマスク着用などについての質問をおこなっている。
結果は、「新学期(マスクの着用が自己判断になったあと)学校ではマスクをつける予定?」という質問に、小中学生の68%が「つける予定」と回答した。一方で周りの様子を見て、マスクを着用するかどうかを決めるという人は、27%だったという。
今後もマスクをつける理由としては、「素顔を見せたくないから(35%)」が最も多かったという。次いで「やっぱりコロナが心配だから(20%)」、3位が「花粉症だから(18%)」という結果になった。
また、「学校以外の普段の生活ではマスクをつける予定?」という質問に、小中学生の61%が「つける予定」と回答した。普段の生活よりも、学校でマスクを着用する人の割合が若干多い結果となっている。特に学校でマスクを外した顔を見られるのに、抵抗がある子どもが多いことが伺える。
こちらもマスクを着用する理由について「素顔を見せたくないから(25%)」が最も多かった。次いで「場所によってつける(20%)」、「やっぱりコロナが心配だから(20%)」が上位にランクインしている。
学年別で見ると、小学生の22%が、「素顔を見せたくないから」と回答したのに対して、中学生では35%と、年齢が高くなるにつれて、周りの目が気になる傾向にあるようだ。
同社は、「新型コロナウイルスによるマスク着用が3年ほど続いたことで、マスクを外した素顔を見せることに抵抗が出てきてしまったと考えらる」と分析している。
このほかにも調査では、「マスク着用が個人の判断に任せられることについてどう思うか?」や「花粉が飛ばない季節になったらマスクを外すか?」などの質問をおこなっているので、興味があればぜひチェックしてほしい。
ネット上では「自己肯定感の低さがこういうところにも表れている。」「別に好いんじゃないの?他人に素顔を見せる義務など無いw」「あーあ。ひでえもんだ。」などの声が寄せられた。