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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター：中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!（ソルティ）』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
Nordisk（ノルディスク）は世界的なアウトドア用品メーカー。高品質で機能的なテント、寝袋、タープ、バックパック、寝具などを提供しています。「アスガルド」や「アルフェイム」をはじめ多くのテントがあります。この記事ではノルディスクのテントの魅力とおすすめ商品を紹介します。
Nordisk（ノルディスク）とは？
可愛らしいシロクマのマークと高品質な素材を使用したテントやアウトドアギアのメーカーとして知られるNordisk（ノルディスク）。
Nordiskは、北欧のアウトドア用品メーカーです。1901年にデンマークのNorthern Feather社として創業しました。当初は、寝具用の羽毛を製造していました。
1967年、子会社としてNorthern Feather社はアウトドア市場をターゲットにしたNordisk Freizeit社を設立。1941年には化学繊維と羽毛を使用した寝袋の生産が始まり、1980年ごろまでドイツやイギリスなどを中心にaravanのブランド名でアウトドアメーカーとして名を馳せました。
しかし、1991年のNorthern Feather社倒産によりCaravanブランドは消滅、北ドイツ市場のみのブランドとしてNordisk（ノルディスク）が誕生します。2005年にはこのブランドを2人のデンマーク人が買収して転機を迎えます。
2010年以降、Nordiskは世界的なアウトドア用品メーカーとして、高品質で機能的なテント、寝袋、タープ、バックパック、寝具などを提供しています。同社は、北欧の伝統的なデザインと技術を活かし、持続可能性に配慮した製品の開発にも取り組んでいます。
ノルディスクのテントの魅力
ノルディスクのテントの魅力は、その高品質な素材と設計にあるでしょう。テント本体には、耐久性に優れた素材や防水加工が施された生地が使用されており、雨や風、雪などの悪天候でもしっかりと遮断してくれます。また、設計にもこだわりがあり、風の通りを考慮した形状や、快適な室内空間を確保するための工夫が施されています。
また、多機能性にも優れ、内部に仕切りを設けたり、アウターシェルを取り外してメッシュテントとして使用できるモデルもあります。組み立てや収納のしやすさにもこだわっており、スムーズに設営することができるモデルも多く出されています。
一番の特徴と言えるのは北欧の美意識を反映したデザインでしょう。シンプルでモダンな外観や、自然と調和するようなカラーリングなど、北欧の美学が感じられるデザインは多くの人を魅了します。また、ノルディスク独自のデザインにより、他のテントとは一線を画す存在感を持っています。
ノルディスクテントのシリーズ
ノルディスクには、様々なシリーズのテントがあります。代表的なものをリストアップしてみましょう。
Asgard（アスガルド）
北欧神話に登場する神々の住まう世界「Asgard（アスガルド）」、ノルディスクのテントと聞いて真っ先に思い出すのがこのAsgardではないでしょうか？シンプルかつモダンなデザインが特徴的なテントです。アウターシェルには、自然素材の温かみが感じられるベージュのコットンキャンバスが使用されており、それに対してテントポールはスチール製で頑丈さがあります。全体的にシンプルでナチュラルな外観が、アウトドアの自然環境と調和しています。
ファミリー向けグランピングに最適な、広々とした内部空間を持つテントですので、例えば、ベッドや家具を置いた快適な宿泊スペースとして利用することもでき、贅沢なキャンプ体験を楽しむことができます。
Alfheim（アルフェイム）
Alfheimは、広い室内空間を持つファミリーやグループでのキャンプに最適なテントです。アウターシェルには、耐久性に優れたコットンキャンバスが使用されており、防水性と通気性を兼ね備えています。また、内部には分割可能な仕切りがあるため、プライバシーやスペースの使い分けが可能です。広い室内空間は、テーブルやチェアなどを置いて快適なキャンプライフを楽しむことができます。さらに、アウターシェルを取り外してメッシュテントとして使用することもできるため、夏場のキャンプにも適しています。
Alfheimは、快適な居住空間と高い耐久性を兼ね備えた、ノルディスクならではの高品質なテントです。
Utgard（ウトガルド）
Utgardは、ノルディスクのテントの中でも特に大きく、広々とした空間を提供してくれます。まるで家のようなテントで、大きな窓や小さな窓があるため、明るく開放的な空間が作られます。自然光が豊富に入るため、内部空間は快適で、自然と一体感を感じることができます。
さらに、美しいコットンが使われており、自然環境に配慮されたテントとしての魅力もあります。コットン素材は、通気性が良く、快適な居住空間を提供してくれます。また、高い防水性能にも優れているため、悪天候の中でも安心して使用できます。
Utgardは、大人数でのキャンプやグランピングに最適なテントです。広々とした空間で快適な時間を過ごし、自然と一体感を感じながら、忘れられない思い出を作ることができるでしょう。
Oppland（オップランド）
Opplandは、軽量かつコンパクトな設計でありながら、十分な広さと高い耐久性を持ち合わせた、キャンプやトレッキングに最適なテントです。アウターシェルには防水性に優れたシリコンコーティングが施され、内部はメッシュ素材で通気性が良くなっています。
Opplandは、軽量かつコンパクトなため、バックパックや自転車などでの移動に適しています。また、テント内部には広々としたスペースが確保されており、2人用から4人用までの選択肢があります。Opplandは、トレッキングやバックパッキングに最適な軽量かつコンパクトなテントです。
Halland（ハットランド）
スウェーデンの西海岸にある州名を製品名に持つHalland（ハットランド）。軽量で広々とした2人用テントで、快適さと機能を犠牲にしません。シンプルな2極構造により、ピッチングとパッキングがすばやく簡単に行えます。最初に外側にピッチングするため、スタンドアロンとして使用できます。
トンネル型の構造は優れた風安定性を提供し、悪天候でも優れたシェルターとなります。大きな前面開口部は最大の魅力で、そこからは素晴らしい景色を眺めることができるでしょう。
Telemark（テレマーク）
Telemarkは、超軽量かつコンパクトな1〜2人用のテントです。アウターシェルは、高強度のシリコンコーティングが施されたポリエステル素材で、内部はメッシュ素材で通気性に優れています。また、アルミニウム製のテントポールや超軽量のペグなど、高品質な素材が使用されているため、軽量化と耐久性が両立しています。
その外観は、モダンでシンプルなデザインが特徴的で、アウトドアでも都会的な雰囲気を醸し出します。Telemarkは、アルプス登山やトレッキングなど、軽量かつコンパクトな装備が必要なアウトドアアクティビティに最適です。また、アウターシェルを単体でテントシェルターとして使用することも可能です。
Midgard（ミッドガルド）
Midgardは、北欧のデザインを取り入れたコットンテントで、その独特なデザインが魅力の一つです。言葉の由来は北欧神話の人間界を指す名前です。コットン素材のため、通気性が高く、内部が涼しく快適な空間を提供してくれます。アウターシェルのコットン素材は、耐久性があり、雨や風からテント内を保護してくれます。また、天井部分には多数のループが設けられており、照明などの装備を取り付けることができます。
Midgardは、大人数でのキャンプやグループハウスとして最適で、広々とした空間を提供してくれます。また、北欧デザインが特徴的で、自然に溶け込むため、キャンプ場や山岳地帯など、様々な場所で活躍することができます。Midgardは、高い機能性と美しい北欧デザインが融合したテントで、大人数でのキャンプやアウトドアイベントに最適です。
Thrymheim（スリムヘイム）
北欧神話の巨人「チャッセ」が住んでいた住居の名前が語源のThrymheim（スリムヘイム）。センターポールがないことがこのテントの最大の魅力です。この設計により、テント内部のスペースが最大限に活用され、広々とした空間を提供してくれます。また、内部には多数の収納ポケットが設けられており、荷物を整理しやすくなっています。
クイックセットアップが可能で、簡単に設営することができます。センターポールがないため、スペースを無駄にせずに設営することができるため、アウトドア初心者でも簡単に使いこなすことができます。Thrymheimは、高い機能性と設営の簡単さが魅力のテントです。
テントの選び方のポイント
ノルディスクは伝統的なコットンテントから、近代的で革新的な機能性テントまで、さまざまなテントを開発、販売しています。選ぶ際は形状や素材、大きさに気を付けて選んでみましょう。ここではそんなノルディスクテントも含め、テントの選び方のポイントを紹介します。
・タイプ
・設営方法
・機能性
・構造を確認
・追加アイテムも考慮に入れよう
このポイントをおさえることで、より具体的に欲しいテントを選ぶことができます。
選び方のポイントはここまで！ では実際にエキスパートが選んだ商品は……（続きはこちら）
