鉄道・運輸機構は、北海道新幹線新函館北斗~札幌間の延伸開業に向け、2019年から工事を進めている豊野トンネル(長万部町)について、3月29日に貫通したと発表した。これにより、全17本のトンネルのうち6本の掘削が完了したとのこと。

  • 豊野トンネル貫通地点の様子。3月29日撮影(JRTT鉄道・運輸機構提供)

豊野トンネルは新八雲(仮称)~長万部間に位置し、トンネルの延長は1,610m。トンネルが貫通し、一筋の光が差し込む様子をとらえた写真が公開されている。

北海道新幹線新函館北斗~札幌間では、2021年3月の昆布トンネル(ニセコ町)と二股トンネル(八雲町)を皮切りに、2021年10月に宮田トンネル(ニセコ町)、2022年4月にニセコトンネル(ニセコ町)、2022年10月に国縫トンネル(長万部町)で掘削が完了。豊野トンネルは国縫トンネルに続き、長万部町内で2本目のトンネル貫通となる。