脚本家の宮藤官九郎氏と大石静氏がタッグを組んだNetflixシリーズ『離婚しようよ』の配信日が6月22日に決定し、初映像となるティザー予告とキーアートが31日、公開された。

『離婚しようよ』キーアート

宮藤氏(『池袋ウエストゲートパーク』『俺の家の話』『いだてん~東京オリムピック噺~』)と大石氏(「『セカンドバージン』『家売るオンナ』『大恋愛~僕を忘れる君と』)の共同脚本が実現。交換日記のように、交互に脚本を書き継いでいくスタイルによるオリジナルストーリーで、気持ちはすでに冷めきったものの、それぞれの事情ですぐには離婚できない夫婦のすれ違いを描くコメディ作品となる。

妻の人気にあやかり、選挙での勝利を目指す政治家の夫と、お嫁さんにしたい女優ナンバー1ともてはやされ、ドラマに映画、CMと引っ張りだこの妻が、別れに伴うリスクを背負いながらも、一致団結して離婚という揺るぎない目標に向かっていく。

主演を務めるのは松坂桃李。女性にだらしなく能天気で、世間知らずのまま育った愛媛の三世議員・東海林大志を軽妙に演じている。大志の妻には仲里依紗。連続ドラマ『巫女ちゃん』で大ブレイクしたあと、絶大な人気を誇り、SNSのフォロワーは100万人に達する国民的女優・黒澤ゆいを魅力的に演じた。ともにこれまでとはタイプの異なる役柄に扮し、新たな境地を見せている。

さらに、ゆいと親密な仲になる色気ダダ漏れの自称アーティスト・加納恭二に錦戸亮。不甲斐ない大志の尻を叩き離婚協議を進めていく敏腕弁護士・印田薫に板谷由夏。歌と話が上手い大志の対立議員候補・想田豪に山本耕史。うさん臭いが腕は立つ、ゆいの担当弁護士・石原ヘンリーKに古田新太と、個性豊かな俳優たちがクセの強いキャラクターを演じた。

プロデューサーは宮藤氏とともに『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』、大石氏と『大恋愛~僕を忘れる君と』ほか、数々のヒットドラマを生み出してきた磯山晶氏。チーフ演出は、宮藤氏や大石氏の脚本作に加え、『逃げるは恥だが役に立つ』などの話題作を手がけてきた金子文紀氏が務める。

誰もが共感せずにいられない結婚生活での不満、葛藤、衝突。そして自由に、自分らしく生きたいという願い。「自分の意志で結婚した相手とは、自分の意志で別れたいじゃん」。かつて恋をした2人の、そんな気持ちに深くうなずきながら、笑って、泣いて、心から楽しめる離婚コメディが誕生した。

公開されたティザー予告映像は、「なんで結婚したんだっけ・・・」、そんな風に離婚について話し合う大志とゆい――どこか寂しげな2人のシーンからスタートする。結婚5年目。2人はSNSの生配信「YUIチャンネル」で息の合う姿を見せているが、それは表の顔。すでに互いに愛が冷めきってしまっていた。大志は過去に不倫したアナウンサーへ絶対離婚すると宣言する一方、ゆいも、ある日、謎めいた男・恭二と運命的な出会いを果たす。

相変わらず女にだらしない大志は離婚相談中にも関わらず弁護士から説教されたり、ゆいは新たな出会いに心が動かされる中、離婚に向けての話し合いは進んでいく。そんな状況にも関わらず、急遽大志の選挙戦がスタートしてしまう。強力な対立候補との選挙に勝って離婚するという約束を交わした2人。愛が冷めきった二人の選挙戦は一体どんなものになってしまうのか? 笑いあり、涙ありの離婚ストーリー。はたして、2人は離婚という目標にたどり着けるのか!?

あわせて公開されたキーアートには、雨の中、真っ赤な傘を持つ大志にゆいが抱きつき、満面の笑みの2人が描かれている。離婚のイメージを全く感じさせないほどの幸せそうな笑顔を見せる2人だが、果たして、本作では一体どんな物語が紡がれるのか――。