エン・ジャパンは3月28日、「転職の家族ブロック」に関する調査の結果を発表した。調査期間は1月10日~3月9日、調査対象は転職サイト「ミドルの転職」を利用する35歳以上のユーザー、有効回答は2,342人。
これまで家族に転職を反対された経験はあるか質問すると、「ある」は33%となり、2018年調査(46%)と比べて13ポイント減少した。家族へ初めて転職を相談した時期については、「転職を検討していた時」が57%、次いで「転職活動を始めてから」が17%と、7割以上が内定をもらうまでに相談していたことがわかった。
家族に転職を反対されたことを理由に内定を辞退したことがある人は51%。内定先を反対された上で自身がとった行動については、61%が「後悔していない」と回答した。
家族に転職を反対されたことがある人に、転職に反対した人物を尋ねると、「妻」が66%でトップ。反対された理由については、1位「転職自体に良くない印象がある」(44%)、2位「年収が下がる」(39%)、3位「『大手企業勤務』等、肩書がなくなる」(21%)となった。
「年収が下がる」と答えた人に、反対された年収引き下げ額を聞くと、2018年と同様に「100万円~199万円」が33%で最多となった。
家族に転職を反対されず、応援してもらうために実施しておくべきことについては、1位「家庭内で常日頃から仕事の話をする」(50%)、2位「希望の会社に転職した場合のメリットを示す」(46%)、3位「家族の将来設計や資産情報について共有する」(43%)となった。