キャプテラは3月27日、「働き方の柔軟性に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2月9日~16日、中小企業に勤務する国内在住18歳~76歳の男女1,031人を対象にインターネットで実施した。
現在の仕事にどの程度満足しているか尋ねたところ、65%が「とても満足している」「満足している」と回答した。
地域別に見ると、「とても満足している」「満足している」を合わせたポジティブな回答が最も高かったのが北海道(76%)で、「満足していない」と「まったく満足していない」を合わせた不満率が最も高かったのが北陸(41%)だった。地域ごとの満足度の違いには開きがあることがわかった。
仕事に対して満足している理由を聞くと、「給与」(54%)が最も多く、「安定した雇用」(36%)、「興味ややりがいのある仕事」(34%)、「ワークライフバランス」(31%)という回答も多かった。一方、「社会的評価」(4%)や、「企業文化」(3%)はあまり重要視されていないことがわかった。
過去2年間に転職をしたか尋ねると、87%が「いいえ」、13%が「はい」と答えた。過去2年間に転職を考えたことはあるかという問いに対しては、60%が「いいえ」、40%が「はい」と回答している。
転職した理由として多く挙げられたのは、「精神的に厳しいと感じたから」(27%)、「給料への不満」(23%)、「会社の雰囲気や企業文化が合わなかった」(20%)が多かった。
コロナ禍の影響で最も変わった価値観・考え方で、賛成という意見が多かったものは、「私生活(仕事以外の時間)をより大切にするようになった」(賛成84%)、「自分の人生における仕事の位置付けを見直すようになった」(同77%)、「家族の在り方に対する考え方が変わった」(同70%)だった。
コロナ禍の影響で最も変わらなかった価値観・考え方として、50%が反対と回答したのは「会社に対する気概が大きく変わった」、49%が反対したのは「もっと社会に貢献したくなった」、45%が反対したのは「日々の仕事に疑問を感じるようになった」だった。