茨城県石岡市に拠点を構え、道路舗装、住宅外構工事、浄化槽工事などをメインに土木工事全般を請け負う「福田土木」。創業以来、コストパフォーマンスを追求し、顧客満足度の高い高品質な仕事を続けてきた経緯もあり、多くの顧客から高い信頼を得ている。豊富な実績とノウハウをベースにCADデータを活用した分かりやすい施工説明や、ホームページ、SNSをフル活用したビジネスにより、顧客へのレスポンスがよく、スピーディーな対応に定評がある。

そんな同社は、NTTタウンページが提供している「デジタルリード」を活用し、案件成約率50%を実現しているという。導入に至った背景や高い成約率を実現する秘訣について、話を伺った。

  • 茨城県石岡市に拠点を構える「福田土木」

インターネット戦略で売り上げを伸ばす「福田土木」

福田土木は2023年に4期目を迎える新しい土木建築事業者だ。「現在は事業者がホームページを持っているのが当たり前であり、私も必要性を感じていました。起業当時にちょうどNTTタウンページさんから電話があり、ホームページを作りませんか? というお誘いを受けたのがすべての始まりでしたね」と当時を振り返る福田氏。

起業当初、いくつか仕事先にあてがあったものの、それだけではいつかは発注先が途絶えることが分かっていた福田氏は、インターネットを中心に顧客獲得を目指す方法を考え始めていたのだという。

「ホームページを作成してもらったNTTタウンページさんが『デジタルリード』というサービスを始めていることは知らされていました。他社も同じようなホームページ制作や運用サービスを展開していましたが、価格面で圧倒的に『デジタルリード』の方にメリットがあったので、こちらにお願いすることにしました」と福田氏は契約の動機について語る。

  • 福田土木 代表 福田 敬也氏

福田土木は重機やダンプカー、土木作業に必要な材料類も自ら調達している。現場で働く作業員も複数いるが、専任営業などは特におらず、集客の方法は代表である福田氏自ら動くか、ホームページを窓口にしているのが現状だ。その点について「現在、受注で約8割がホームページ経由によるものです」と説明する福田氏。それだけ、福田土木にとってホームページはビジネスの維持に大切な存在となっているのだ。

コストメリットで他サービスを圧倒する「デジタルリード」

NTTタウンページが提供している「デジタルリード」は、同社のようにインターネット経由での集客や具体的な売り上げ獲得を目指しているさまざまな企業・組織へ向けた、ホームページ制作・運用を実現するワンストップソリューションだ。以前から行ってきたホームページ制作代行サービスで得られた知見を投入することにより、洗練されたホームページ制作と最新のWebマーケティングを両立。企画、制作、運用のいずれのシーンにおいてもユーザーをサポートできるのが特徴となる。

「2021年頃から『デジタルリード』を使い始めました。開始当初の2・3カ月は反応を得られなかったのですが、その後少しずつGoogle検索から来たというお客様が増えてきました」と福田氏は語る。

福田土木が活用しているのは、スタンダードプラン(毎月1万6,500円)。これには制作したホームページ・ドメイン維持の費用、成果の獲得につながるお問い合せフォームやブログなどの機能、Googleビジネスプロフィールの登録・管理、さらにホームページの修正・更新(月1回まで)などがすべて含まれている。また、Google広告を出稿される場合は、別途顧客の状況に合わせて最適な広告費を設定し、広告運用を代行。効果の最大化を目指し、NTTタウンページではGoogle広告の認定資格を持つ担当者が、きめ細やかな運用を実施しているそうだ。営業担当者やWeb技術者を雇うことを考えれば、インターネット戦略のほとんどを任せられる分、価格設定はかなりリーズナブルといえる。

「ただし、集客は得られていますが、ほとんど相見積もりとなるのが現状なのですべてが契約になるわけではありません。成約につながるのは全体の50%というのが実情です。単純に予算をもっと掛ければ成約率が上がるかというと、そんな単純な市場とも思えません。『デジタルリード』やGoogle広告に掛ける費用と、実際に獲得した案件の見積もりで設定できる価格帯の調整が非常に難しいのです」と福田氏は語る。同氏の理想には届いていないようだが、インターネット戦略において50%の成約率というのはかなり良好な数字といえる。

「実は2023年の2月にホームページをリニューアルしています。『デジタルリード』のデザイナーが交代となったため、新しい担当者の方にいろいろと質問されましたが、NTTタウンページさんを信頼しているので、デザインに関してはほとんどお任せしています。私たちが口を出すとどうしても業者目線が入ります。一般的の方が見て私たちのことが分かりやすいように作ってもらわなくてはいけないので、デザイナーさんのセンスに任せたほうが結果は良いように思います」と福田氏。

「私の目から見ても、福田土木の業務内容がとても分かりやすく整理されているので良いホームページに仕上がっていると思います」と押野氏も太鼓判を押す。

  • (左)福田土木 CADオペレーター 押野 千春氏

また、ホームページは常に流動的にサイトを動かし続けないと、どんな検索エンジンからも見つけづらくなることはよく知られている。たとえば、福田土木のようにGoogleにバナー広告を載せるケースでも、トップページに飛ばすよりも、ランディングページに誘導するほうが、見込み客が多くなるなどの傾向もある。『デジタルリード』では、そのような傾向も鑑みて、タイミングごとにそういった提案もされるのだ。「その結果、集客も良くなりますからデジタルリードへの信頼度は上がりますね」と福田氏は手応えを語る。

Webマーケティングと“真心”で顧客の心を掴む

「現在取り掛かっている案件で、許可を得た現場の様子はInstagramにアップしています。実はこれを見た人からの依頼も多いのです」と明るい表情で語る福田氏。SNSとホームページを連動させることにより、サイト全体の活性化を実現することもできる。その点、福田氏自らによるSNS活用は、福田土木、NTTタウンページ共に狙い通りの結果を得ているといえる。

「そのほか、具体的なホームページ運用やコンテンツの編集などはすべてNTTタウンページさんにお任せしています。私としては結果がすべてなので、集客につながってくれていればそれでよいのです。ですから、『デジタルリード』を利用することで、インターネット活用のほとんどをお任せできるメリットは大きいと考えています。その分、私たちは案件の成約率を上げていくことに集中できますからね」と笑顔で語る福田氏。

現在でも十分な成約率を持っている福田土木だが、その秘訣を伺ってみた。「私はお客様に信頼していただくことを一番に考えています。たとえば、お見積りをなるべく早くお渡しする、現地確認も早期に実現するといったスピード対応を常に心がけています。お客様は早く仕事をして欲しいから連絡してくれるのです。それを何日も待たせているようでは信頼も得られませんよね」と福田氏。

顧客目線で考えても、早期対応をしてくる業者のことは必ず印象に残る。そのような心を込めた対応と、インターネット戦略がうまく融合した結果、高い成約率が実現できているのだろう。今後も福田土木の成長を見守っていきたい。