フォントワークスは3月29日、書体「筑紫オールドゴシック」の新ウエイト「UL(ウルトラライト)」と、新書体「はるなごみ」をリリースした。

  • タイトル:筑紫オールドゴシック UL、本文:はるなごみ

「筑紫オールドゴシック」は、同社の書体デザインディレクター藤田重信氏が、2014年に、金属活字時代に存在していたかのようなゴシック体をイメージしながら設計した書体。

今回リリースした「筑紫オールドゴシック UL」は、そんな「筑紫オールドゴシック」の新ウエイト。金属活字の味わいを持たせつつ極限まで細くし、クラシカルでこれまでにないアプローチのゴシック体となっている。活用例として、書籍やポスターのタイトルなどスペースいっぱいに文字を大きく使った際にその魅力を発揮するとしている。

  • 筑紫オールドゴシック ULの書体見本

  • 左:UL、右:B

同フォントのリリースをリリースを記念して、視覚と聴覚で文字を感じることができ、「筑紫オールドゴシック UL」の魅力をより深く知ることができる特設サイトを開設した。

  • 特設サイトでは、「筑紫オールドゴシック UL」の魅力を視覚と聴覚で感じることができる

また、同日には、やかかつコロコロと可愛らしい、春に和むような書体「はるなごみ」をリリースした。

シルエットが全体的に縦に長く、スピード感のある直線的なパーツと丸みのあるパーツが組み合わさることで、「爽やか」で「無邪気なかわいさ」といった雰囲気の書体となっている。 上部だけが大きい、ハライが短いといった骨格のアンバランスさにも特徴がある。

  • はるなごみ 使用イメージ

  • はるなごみ 書体見本