LINE、みずほフィナンシャルグループは3月30日、新銀行開業に向けたプロジェクトの中止を発表した。
両社は2018年11月に新銀行の設立に向けた合意を交わし、2019年5月には傘下のLINE Financialとみずほ銀行を通じた共同出資によってLINE Bank設立準備株式会社を設立した。
当時の発表によれば、月間数千万人が利用するLINEのユーザー基盤とユーザビリティの高いUI/UX、みずほ銀行が培ってきた銀行業のノウハウを組み合わせ、「LINEとリンクした、親しみやすく利用しやすい”スマホ銀行”」とする計画だった。
サービス提供を断念した理由は、「安全・安心で利便性の高いサービスの提供にはさらなる時間と追加投資が必要であり、期待に沿うサービスのスムーズな提供が現時点では見通せない」としている。
今後、取引先・関係各社との調整を経て、LINE Bank設立準備株式会社の解散・清算手続を進める。