スマート家電のセキュリティ、「不安だけど特に対策していない」人が多数 - デジオン調べ

デジオンは3月28日、「一般家庭のスマート家電へのセキュリティ対策状況」についてのアンケート調査結果を発表した。

一般家庭におけるスマート家電へのセキュリティ対策実施状況の把握を目的とし、同社製アプリの利用者1,055名に対してオンラインアンケートを実施した。調査期間は3月8日～3月15日。

メルコホールディングス傘下で「DiXiM」ブランドを展開するデジオンが、スマート家電のセキュリティに関する独自調査を実施

まず、「PC／スマホ／タブレット以外で、スマート家電（インターネットに接続して利用する機器）をお持ちですか？」という設問には、全回答者の72％が何らかのスマート家電を持っていると回答した。

次にスマート家電所有者に対し、「スマート家電に対して、ウイルス感染や個人情報漏えいといったセキュリティ不安はありますか？」と聞くと、不安がある人は約半数の46.1％。

続けて、セキュリティに不安があるという回答者に、実際にセキュリティ対策を施しているかをたずねると、「とくにしていない」が75.8％を占めた。その理由としては「どのような対策ができるか知らない」との声が多い。

同社は調査結果を踏まえて「セキュリティ対策ソフトをインストールできないスマート家電へのセキュリティ対策手段についてはまだ認知が低く、スマート家電の利用には漠然とした不安を持たれている」として、セキュリティ対策を推進していく姿勢を示す。具体的な製品としては、家庭向けルーター搭載用セキュリティサービス「DiXiM Security Smarthome」などを展開しており、ネットワーク側で配下のスマートホーム機器を保護できる機能を提供している。