エコモットとKDDIは3月29日、遠隔臨場システム「Gリポート」と法人向け衛星ブロードバンド「Starlink Business」を組み合わせたソリューションの提供を開始した。
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Gリポートは、エコモットが提供する建設現場などのための遠隔検査システム。現場の作業者がカメラを持って映像を撮影し、管理者はビデオ通話のような形でコミュニケーションを取りながらリモートで臨場を済ませ、多数の現場を一元管理できる。
建設現場のなかには、山間部やトンネル坑口付近など、通常のモバイルネットワークでは電波が届かない場所もある。そこで、上空が安定して見通せる場所であれば通信できる衛星インターネットのStarlinkを組み合わせたサービスを提供する。Starlinkの機材から50m程度の範囲がWi-Fiエリアとなり、その範囲であれば端末を持って移動しながら通常通りGリポートを利用できる。
Starlinkは、イーロン・マスクが率いる宇宙開発企業、SpaceX社による衛星ブロードバンドサービス。KDDIは日本国内における法人向け販売を担当しているほか、自社サービスにおいても、光回線が届かない山間部や離島におけるau基地局のバックホール回線、災害対策用の車載型基地局などに活用している。
