シナネンモビリティPLUSは運営するシェアサイクル「ダイチャリ」において新型電動アシスト自転車を4月より順次導入していくことを発表した。

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    シナネンモビリティPLUSの経営企画部長 若松和馬氏と三橋美和社長

「ダイチャリ」はアプリやパソコンから登録し、利用することができるシェアサイクル。ステーションのある場所ならどこからでもレンタルすることができ、どこへ返却しても良い手軽さが魅力だ。2017年にサービスを開始し、現在ではステーションの数はコンビニやホテルなど3,000か所以上にも増加している。

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    「ダイチャリ」の新型電動アシスト自転車

4月よりさらにユーザーの満足度を向上させるべく、新型電動アシスト自転車を導入することに。新型電動アシスト自転車は現状好評を得ている「またぎやすいフレーム・26インチ」という部分は維持し、さらに利便性を向上するべく最大100km走行可能な大容量バッテリーを搭載。さらに災害時にはUSB電源として活用できる機能も備わっている。バッテリー1本で約35台分のスマートフォンを充電できるといい、今後は自治体などが災害時にすぐに活用できるよう連携を図っていきたいと考えているそう。

新型電動アシスト自転車はまず4月に160台をトライアルとして市場投入する。12月より本格的に投入し、2027年には全台数の1/3を切り替える予定だ。

実際に新型電動アシスト自転車に試乗することができた。

サドルの高さ調整が簡単に

まずはその性能チェックから。従来の自転車では、自分の身長に合わせサドルの高さを調節する際、力を要したが、新型電動アシスト自転車では、大きなレバーで簡単に高さ調節ができる。さらに身長の目盛りに合わせることで自分に合った高さが一目瞭然なのも便利。

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    【従来】サドルの高さを調するのに力を要した

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    【新型】レバーで簡単に高さ調節が可能

最大100km走行できる大容量バッテリー搭載

また、従来の自転車に搭載されているバッテリーは50kmまでしか走行できなかったが、新型電動アシスト自転車には最大100km走行できる大容量バッテリーが搭載。交換の頻度が減ることでさらに利便性が向上。バッテリーのサイズ自体は大きくなったものの、自転車に内蔵されているため邪魔だということは全くない。

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    【従来】自転車はバッテリーはサイズが小型だったものの、50kmまでしか走行できなかった

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    【新型】最大100km走行できる大容量バッテリーが搭載

機能がシンプルに

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    【従来】手元にあった調整盤は「操作が難しい」「そんなに使わない」という声もあった

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    【新型】手元の調整をなくし、機能はシンプルに。バッテリー残量も見やすくした

身長158cmの筆者でもまたがりやすい。そしてふらつきにくいと感じた。ペダルを踏むと、ぎゅいん! と一気に加速するのが気持ちいい。筆者は普段電動自転車にほとんど乗ったことがないが、「こんなに漕ぐ力が少なくてめっちゃ進んでくれるのか」と驚いた。

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    またがりやすく、ふらつきにくい!

カゴが大きく荷物を入れやすいのもポイントだと感じた。こんなに快適に乗れるのなら、電車移動の代わりやちょっと風を感じたいときにも気軽に利用したいと思う。

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    大きなカバンもすっぽり入るカゴの大きさも魅力

とはいえ、この4月に「ダイチャリ」に登場する新型電動アシスト自転車は160台。なかなかレアな存在だ……ということで始まるのが「ダイチャリをさがせ! #ダイチャリ Instagram 投稿キャンペーン」。4月1日~4月 30日の間に新型電動アシスト自転車を見つけたら写真を撮り、Instagramで「#ダイチャリ」のハッシュタグをつけて投稿するだけ。投稿者全員に1,000円分クーポンがもらえる(投稿後72時間以内)ほか、抽選で5名に自転車用ヘルメットが当たる。この機会にぜひ新型電動アシスト自転車を見つけ、そして体験してみてほしい。