格闘家の武尊が29日、都内で行われた記者会見に出席し、ABEMAと専属PPVファイター契約を締結したことを発表した。
この契約によりABEMAは、武尊の試合や大会、イベントをABEMAにて独占配信する権利を獲得。武尊の試合を「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で配信するごとに最低保証として1億円の報酬を支払う。
武尊は「このような契約をしていただき感謝しています。現役を続けていく上でモチベーションになりますし、PPVというビジネスは海外では浸透していますが、日本ではまだまだ発展できていないところもあるので、僕が今回モデルケースとして契約していただいたのですが、今、日本で頑張っている選手やこれから格闘家やいろんなスポーツでプロを目指していく選手にとっても、業界が発展していく契約になると思うので、もっといい結果を残していけるように僕が先頭で引っ張っていければと思います」と語った。
武尊は闘争本能むき出しのファイトスタイルでKO勝利を連発する姿から、“ナチュラル・ボーン・クラッシャー”とも呼ばれ、前人未到のK-1史上初の三階級制覇を成し遂げた、日本格闘界を牽引するトップファイター。
昨年6月に行われた『THE MATCH 2022』では、メインイベントにて那須川天心選手と対戦し、惜しくも判定で敗れたものの、格闘史に残る名勝負を繰り広げ、名実ともに“世紀の一戦”として日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。『THE MATCH 2022』以降は、身心の回復に努めるため休養を宣言し、K‐1およびKRESTとの契約解除も発表していた。