manebiは3月24日、「2023年新入社員研修に関する調査」の結果を発表した。調査は3月14日、全国の2023年入社の新入社員研修に関わる人事・教育担当者439名を対象にインターネットで行われた。
「2023年の新入社員研修はどのような形式で実施予定ですか?」と尋ねたところ、「オンライン研修」が前年の34%から14.6%に減少。代わって、「オンライン研修と対面研修を併用」(36.2%)が前年から7.2%、「対面研修」(49.2%)は12.2%増加した。
また、今後については、約85%がオンライン研修を継続する意向を示し、「オンライン研修を実施する」(17.0%)あるいは「オンライン研修と対面研修を併用していく」(66.8%)ことが明らかに。「新型コロナウイルスが終息すれば対面に戻す」と回答した人事担当者は16.1%にとどまった。
一方、「新入社員研修はどのような形式での実施が効果的だと思いますか?」という質問に対しては、「対面研修」が最も多く49.7%。次いで「オンライン研修と対面研修を併用」が41.0%を占め、「オンライン研修」のみという回答は9.3%だった。
担当者からは、「オンライン研修を実施したが不充分な点も出てきた。オンラインで不充分な点は、対面研修で補いたいと現場から声が上がっていた」「オンラインで基礎的なことを、対面で実際に理解しているかどうか表情や行動で確認したい」「オンライン研修を実施したが、内容がイマイチ伝わってなかったり、質問しにくいという声もあったので、やはり対面研修の方がわかりやすくていいのかなと思います」といった意見があがった。
次に、「新型コロナウイルスの感染防止対策緩和により、2023年の新入社員研修から変更するルールはありますか?」と質問したところ、「リアルの交流会を増やす」(53.3%)、「マスクの着用義務をなくす」(39.2%)、「出社回数を増やす」(31.5%)が上位に。
また、今後取り入れるといいと思う研修を聞くと、「SDGsについて」(44.0%)や「自己のキャリアプラン」(42.1%)が上位にあがった。