クーリエは3月24日、「介護福祉士の給与」に関する調査結果を発表した。調査は3月20日、同社に掲載中の求人票データを基に、"初任給"および、資格を取得することによる給与の上昇額を算出・集計した。

  • 介護福祉士の"初任給"

    介護福祉士の"初任給"

介護福祉士資格を必須条件としている求人の月額給与の下限額は、全国平均で20万8,905円。求人票では"20万~25万円(経験による)"など、月額給与額に下限と上限を設定していることが多いため、今回は下限の値を採用している。

都道府県別にみると、1位「東京都」(23万9,861円)、2位「神奈川県」(23万8,497円)、3位「千葉県」(23万2,978円)、4位「埼玉県」(22万5,437円)と首都圏1都3県が上位に。次いで5位に「大阪府」(22万4,092円)、6位に「愛知県」(21万7,340円)がランクインした。

  • 介護福祉士資格をとることでアップする金額

    介護福祉士資格をとることでアップする金額

続いて、介護福祉士資格を応募条件としていない求人との差額を調査したところ、全国平均で1万5,431円アップしていることが判明。特に差額が大きかったのは「徳島県」(2万9,720円)や「千葉県」(2万4,502円)で、平均2万円以上アップする自治体は計7県。介護福祉士資格を取得することで、月額給与が1割程アップすることがわかった。