NVIDIAがエンコード機能「NVENC」の仕様をこっそりと変更し、同時にエンコードできるセッション数が3から5に増えた。最新モデルだけではなく、Maxwell世代からほぼすべての製品が対象になっている。Tom's Hardwareが報じた。
NVIDIA製GPUには映像データのエンコードを支援するハードウェア「NVENC」が搭載されており、CPUよりも圧倒的に高速で処理することができる。これまでゲーム向けのGeForceシリーズでは同時にエンコードできるセッションが3つに限られていたが、今回の仕様変更によって5つのセッションを同時にエンコードできるようになる。なお、同時デコードは制限されていない。
ちなみに、もともとプロフェッショナル向けのGPUでは同時エンコードのセッション数が制限されていない。複数のGPUを大規模システムにまとめ上げて仮想化したり、5つ以上のエンコードセッションを同時に動作させたい場合には、従来通りNVIDIA RTX 6000シリーズ等のプロフェッショナル向け製品が適格だ。
Nvidia Lifts Some Video Encoding Limitations from Consumer GPUs https://t.co/ohnhimn9a3 pic.twitter.com/x7Iyi0iBBx
— Tom's Hardware (@tomshardware) March 24, 2023