ウェブスターマーケティングは3月23日、「マッチングアプリ利用時のトラブル」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2月15日〜16日、全国のマッチングアプリ利用者300名(男性111名、女性189名)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、マッチングアプリのトラブルに巻き込まれたことのある利用者は15.3%。男女別では、男性39.1%、女性60.9%だった。
また、どんなトラブルにあったのかを教えてもらったところ、「マルチ商法」(30.5%)が1位に。具体的なエピソードを聞くと、「最近おいしい水があって今なら安くなってるよ」「すごい人のセミナーに行こう」と誘われたり、やたらと「あなたの夢は何ですか?」と聞かれたりするようで、マルチ商法に勧誘された人の多くが20代(44.4%)で、若い人が対象に勧誘されていることがわかった。
続く2位は「詐欺サイトやサクラサイトの勧誘」。マッチングアプリでやり取りしているとラインに誘導されて、詐欺サイトやアプリなどのURLが送られてきたという声が多かったほか、連絡先交換を打診したところ、別サイトに誘導されたという人も。男女別にみると、男性(35.7%)よりも女性(64.3%)の方が被害に遭うケースが多かった。
3位には「宗教の勧誘」がランクイン。「何か信仰している宗教はある?と聞かれ、無宗教だと正直に答えると、それからずっと宗教の話をされ気付いた」「お昼ご飯に行きましょう。と言われ、指定された場所を調べたら某有名宗教の会合らしいとネットで出てきた」といった実体験が。勧誘というステップを踏まずに、最初から宗教の会合に参加させることで入信させるような手口で、事前に話すと断られる可能性が高いため、会ったうえで勧誘している実態がうかがえた。
以下、保険や投資をすすめてくる「投資詐欺」が4位、高いものを何度もねだってきたりする「デート商法」が5位、また、カタコトの日本語で一生懸命アイシテルと言いながら、最後は投資話にもっていく「国際ロマンス詐欺」が6位に。7位には、結婚の意志がないにもかかわらず結婚をちらつかせる「結婚詐欺」がランクインした。