遊びや飲み会、旅行などに誘われたときに「今回は行きたくない」と感じることもありますよね。そんなとき、どのように断れば相手に不快な思いをさせないのでしょうか。

今回の記事では、行きたくない誘いの上手な断り方を、異性・友人・職場の飲み会別に紹介します。

行きたくない誘いの断り方【異性からのお誘い】

  • 異性からの誘いの断り方

    上手に断りましょう。

ここでは、異性の相手のお誘いを傷つけずに断る方法を紹介します。

①予定があると伝える

「仕事が忙しい」「家族と会う約束をしている」など、予定や先約があると伝える方法は、相手を傷つけずにお誘いを断る方法の一つ。スポーツ観戦やコンサートなど、日付が決まっているイベントに誘われた際に有効です。

断られた相手も、自分が嫌で断られたのではなく予定があったからだと感じるため、不快な気持ちになりません。

■例文

  • 「誘ってくれてありがとう。だけど、仕事が忙しくて今週の土日も仕事なんだ。せっかくだけど、ごめんね。」
  • 「誘ってくれてありがとう。でも、その日は地元から家族が遊びに来るんだよね。」

②好きな人や恋人がいると伝える

彼氏や彼女がいることを告げる、パートナーがいない場合は好きな人がいると告げる方法です。

相手に期待を持たせず、はっきり断りたいときに有効です。それでも何度も誘ってくる相手には、パートナーも一緒に行って良いならと提案してみるのも効果的。その後はパッタリとお誘いが来なくなる可能性が高いです。

■例文

  • 「パートナーに悪いから、2人では行けないかな。ごめんね。」
  • 「他に好きな人がいるので、デートは控えたいんです。複数人ではどうでしょう?」
  • 「パートナーと一緒でも良いなら、ぜひ行きたいです。」

行きたくない誘いの断り方【友人からのお誘い】

  • 友人からの誘いの断り方

    角をたてずに断りましょう。

仲の良い友人からの誘いでも、気分じゃなかったり一緒に行くメンバーの中に苦手な人がいたりすると、断りたいときもありますよね。

ここでは、友人からのお誘いの断り方を紹介します。

①体調が悪いと伝える

気分が悪い、熱があるなど、体調が悪いことを理由に断る方法です。体調不良は誰にでもあることなので、断られても傷つきにくく、関係が悪くなることも滅多にありません。

ただし、体調不良でお誘いを断った日は、SNSの使い方に注意してください。他の人と遊んだといったような投稿をうっかりしてしまうと、仮病だということが伝わります。

■例文

  • 「ごめん。今日は体調が悪いから行くのが難しいんだ。次の機会に参加させて!」
  • 「風邪っぽいから、うつしてしまうのも悪いし今日はやめておくよ。ごめんね。」

②仕事や習い事などを理由にする

社会人なら仕事、学生なら習い事やバイトなど、遊びよりも優先しなければならない予定を理由に断るのも、相手を傷つけない断り方の一つです。

自分の意思ではない仕方のない事情で断るため、相手も「それなら仕方ないね」と返してくれる可能性が高いです。

■例文

  • 「お誘いありがとう。でも、仕事が立て込んでいて土日も出勤なんだ。ごめんね。」
  • 「持ち帰りの仕事を終わらせないと駄目だから、残念だけど今回は行けない。また誘ってね。」
  • 「ごめん、その日は習い事があるんだ。せっかく誘ってくれたのにごめんね。」
  • 「その日はバイトのシフトが入っちゃったんだ。ごめんね。次はぜひ参加させて!」

行きたくない誘いの断り方【職場の飲み会のお誘い】

  • 職場の飲み会に誘われた時の断り方

    飲み会は仕事ではありません。

職場の飲み会は仕事とは別なので、断っても問題はありません。しかし、理由もなく断ることは心苦しいと感じる方もいるでしょう。

ここでは、職場の飲み会に誘われた際の断り方を紹介します。

①家族を理由にする

食事当番や子どもの体調不良など、家族を理由に誘いを断る方法です。就業時間外に家族のことを優先するのは普通のことなので、咎められることはないでしょう。

また、一人暮らしの際には、家族が遊びに来る、親戚が来るから案内しないといけないなども理由にできます。

■例文

  • 「お誘いありがとうございます。ただ今日は食事当番なので、急いで帰らないといけないんです。すみません。」
  • 「お誘いは嬉しいのですが、子どもが熱を出したそうなので今日は帰ります。次はぜひ参加させてください。」
  • 「家族と食事に行く約束をしているので、今日は申し訳ないのですが欠席でお願いします。」

②金欠を理由にする

金欠を理由に飲み会の誘いを断るというのも、雰囲気を悪くしない断り方の一つです。飲み会に参加すると5,000円~1万円はかかるので、給料日前などに使いやすいでしょう。

相手も、お金がないと分かった上で誘うことが少ないため、相手を傷つけず自然に断れます。

■例文

  • 「今月は妻の誕生日で金欠なので、今回は欠席でお願いします。すみません。」
  • 「すみません、今月の小遣いが残り僅かなので今日はそのまま帰宅します。次はぜひ参加させてください。」

③病院の予約や健康診断を理由にする

診察や健康診断など、病院の予約を理由に飲み会を断るのも、一つの手段です。

健康診断の前日には食事制限があり、お酒は控えるよう指示されるため、無理に誘われることはないでしょう。

■例文

  • 「お誘いありがとうございます。参加したいのですが、近日中に健康診断があり禁酒中なので、今回は欠席させていただきます。」
  • 「お誘いは嬉しいのですが、その日は病院の診察なんです。すみません。」

行きたくない誘いを断る際のポイント

  • 誘いを断る際のポイント

    ポイントをお伝えします。

行きたくない誘いを断る際に、気をつけたいポイントを紹介します。

①誘ってくれたことへの感謝は伝える

行きたくない誘いを断る際にも、誘ってもらえたことへの感謝を相手には伝えましょう。「行かない」とぶっきらぼうな断ると、相手が傷ついてしまい人間関係にまで影響が出ることも。感謝の気持ちを伝えることで、相手を傷つけないで済みますし、関係も悪くなりません。

②断る際の表現には気をつける

行きたくない誘いを受けた際、つい気持ちが表情に出てしまうことがあります。露骨に嫌な表情をすると相手を傷つけてしまいますし、関係がギクシャクする可能性も高いです。

また、行きたくない理由を伝える際も、「苦手な人が一緒だから」「つまらなそうだから」などは、たとえ本当の理由であってもストレートに伝えないようにしましょう。

特にビジネス相手に対してはクッション言葉を置き、否定的なワードを避けるようにしてください。

③返事は必ずする

誘われたときには、返事をうやむやにせずに、できる限り早めにすることがポイントです。放置したり、「行けたら行く」「考えておきます」などの曖昧な返事をしたりせず、断るならしっかりと断る方が好印象です。

曖昧な返事のまま放置していると、誘った相手は予約などの次の動きができなくなるので、迷惑をかけてしまいます。

④ドタキャンはしない

最もしてはいけない断り方は、ドタキャンです。 約束の日の約束の時間になって「やっぱり行けない」と連絡をする、連絡もせずに行かないなどは、相手に余計な手間や時間をかけてしまうので、緊急事態以外では避けましょう。

ドタキャンすると、人格を疑われ、今後の人間関係にも影響が出るので、自分にとってもデメリットばかりです。

当日にどうしても行けなくなった場合は、お店を予約していればキャンセル料が発生するため、キャンセル料は全額負担し、行けないと分かった時点ですぐに連絡をしましょう。

行きたくない誘いを断るとき「行けたら行く」はNG

  • 行きたくない誘いは曖昧にせずきっぱりと断ろう

    まとめ

仲の良い人からの誘いであっても、「行きたくない」と思うことがあるのは、おかしなことではありません。

ただ、気まずいからといって返事を保留していると、相手もお店の予約など次の動きに踏み出せなくなってしまいます。行かないと決めた際には、「行けたら行く」といった曖昧な返事はせず、はっきりと早めに断るようにしましょう。

断る際は、相手を思いやった表現にするだけで、相手を不快にさせずに断ることができるので、行きたくないお誘いを断るときは意識してみてくださいね。