ChatGPTなど会話のように質問できるAIサービスが話題ですが、iPhoneに用意されている「Siri」もなかなかのもの。連絡先やカレンダーなど自分に関することを把握してくれているし、知らない言葉は辞書やネット検索で調べてくれます。「おみくじ」のような遊び心も備えているので、愛用している人も多いはずです。
そんなSiriとの付き合いで困るのが「周囲の目線」。自宅やマイカーの運転中はともかく、通勤通学の電車内など質問内容を誰かに聞かれてしまう状況では堂々と使えません。ホーム画面から検索フィールドを呼び出し、そこへ調べたい内容を入力する手もありますが、厳密にはSiriではないため「明日の予定」や「おみくじ」には反応してくれません。
そこで利用したい機能が「Siriにタイプ入力」。「設定」→「アクセシビリティ」→「Siri」の順に画面を開き、「Siriにタイプ入力」スイッチをオンにすると、以降サイドボタンを長押ししたときにキー入力モードでSiriを呼び出すことができます。
この設定のメリットは、「ヘイ、Siri」と使い分けできること。声で質問したいときは「ヘイ、Siri」、キー入力で質問したいときはサイドボタンの長押しと、周囲の状況に応じて都合のいい方法を選択できるのです。もちろん「明日の予定」や「おみくじ」など、Siriならではの質問にもバッチリ答えてくれます。
なお、「設定」→「Siriと検索」画面で「サイドボタンを押してSiriを使用」スイッチをオンにしておかないと、サイドボタンを長押ししてもSiriは反応してくれません。利便性を考え、「"Hey Siri"を聞き取る」と「ロック中にSiriを許可」スイッチもあわせてオンにしておくことをお勧めします。