4月11日にスタートするカンテレ・フジテレビ系バラエティ番組『ひらけ! パンドラの箱 アンタッチャブるTV』(毎週火曜21:00~※初回2時間スペシャル)の初回収録が都内スタジオで行われ、アンタッチャブルがゴールデン帯MCデビューした。

  • 左から草間リチャード敬太、末澤誠也、バカリズム、山崎弘也、柴田英嗣、滝沢カレン、田中卓志=カンテレ提供

4回の特番放送を経てゴールデンに進出する同番組では、世の中にあふれる「残念」「危険」「不思議」な事象こと“パンドラの箱”にアンタッチャブルがコンビロケでアポなし取材する。

第1弾は「謎レビューツアー 低評価宿編」。「お風呂のシャワーからお湯が出ない」、「謎のオブジェが大量にあり恐怖」といったネット上の書き込みと共に、宿泊サイトであまりにも低評価を受けている静岡・伊豆のある老舗旅館をすみずみまでチェック。低評価を受けているという事実をわざわざ宿を経営するご夫婦に突きつける。第2弾は「謎レビューツアー ルールの厳しい町内会編」。兵庫・芦屋の超高級住宅エリア「六麓荘町」にまつわる、常識では考えられないような「町内会ルール」について現地を突撃取材するが、別世界のような街で住人になかなか巡り会うことが出来ない。そこでAぇ! groupの末澤誠也と草間リチャード敬太が後日、六麓荘町を再調査すると、そこには目を疑わずにはいられない光景が。2週目の放送では、滝沢カレンが茨城県にある「謎すぎる家電店」にアポなし取材。「今の笑顔は消えることになる」と予言した何とも恐ろしいロケとは。

■初回スタジオ収録後のコメント

――ゴールデン帯番組初MCお疲れ様でした。感想は?

山崎:気持ち良すぎて、酔っぱらっているような気持ちよさなんですよ。本当にメンバーに恵まれて、本当に最高の収録でした!

柴田:いやぁ~、うれしいですね。初めてのゴールデン帯の番組MCで、こんなに人が集まってくれるんだぁ~て。そこがまずうれしかったですし、今日ここにいないけれど番組を見てくれている人たちが、喜ぶような結果に繋がってくれたらうれしいなと思いますね。とにかく頑張りますんで、よろしくお願い致します!

――2人をモチーフにしたスタジオセットを背負って、スタジオを回す感覚はどうでしたか?

山崎:(スタジオのフィギュアについて)どっちがどっちか分かんない! 名前入れなくて大丈夫かなって、ははは。

柴田:いまや、スタジオセットを作ってくれるということも、なかなか無いじゃないですか?(特番の時は)クロマキーのグリーンバックが多かったし、最終的には会議室だったし、どれぐらい番組スタッフの人たちがやる気があるのかな? と思っていたら、このスタジオセットを見て「みんなやる気があるんだなぁ~」と。「これはやらなきゃな!」と思いましたね。

山崎:これで、お気に入りのグリーンの服も着られるんだなぁと。(柴田:見たこと無いよ!)グリーン(の衣装)が着られるというのは、グリーンバック(クロマキー)を卒業したってことですから。

――初回ロケで、静岡・伊豆と兵庫・芦屋で 2 人で“アポなし”ロケをした感想は?

山崎:改めて、自分たちのロケVTRを見て、楽しそうだなぁと思いました、はっはっはっ。もっといろんなボケをしているんですけど、思ったよりVTRで使っていただいていたんで……、やりがいを感じますね。

――これまでは、1人でのロケが多かったと思いますが、改めて2人でロケをしてみて思ったことは?

柴田:改めて、コンビであることを思い出せてうれしかったですよね。昔やっていた、あのコンビネーションでできるっていうのが。今までの自分の相方はほとんどが動物だったので、向こうはリアクションをしませんけど、今回(の相方)は非常にリアクションがいいので、やっぱり相方(山崎)とやるのが一番いいですよね。

山崎:こういうこと言ってくるんですけど、なんか、現場に行くとすごい怒るんですよね~。

柴田:怒るに決まってるだろうが、お前! ロケで使用する車になかなか乗らないボケなんて、よく使ってくれていましたよ。車のCM 来ないかな~って。

山崎:逆に、来ないだろうね、なかなか乗らないんだから、はっはっはっ。

――ロケのみどころは「アポ無し」、「ガチ交渉」ですが、ロケの難しさは?

山崎:柴田さんがガチで交渉するんだけど、担当ディレクターと綿密な打ち合わせをして、柴田さんが「アポOK、カメラ回してOKです」と戻ってきたら、柴田さんが本当に喜んでいる。そして、カメラが映っていないところで、担当ディレクターが一番喜んでいる。その様子を見て「本当にガチなんだな」と。ディレクターさんの表情も撮って欲しいぐらい。NGだったら、ホントに泣いちゃうんじゃないかなぁと思うぐらいです。

――低評価レビューを取材相手に報告する気持ちの重さとか? 激怒されたら……という心配は?

柴田:そもそも誰も言い出さないんだけど……、なんでボクがやらないといけないんですか!? みんなの話し合いの中で「山崎さんがやりましょうか」となってもいいはずなのに、山崎が「柴田さん言ってきてくれ」となったら、なぜだかスタッフ皆が首をタテに振るんですよ……。

山崎:ま、一番やってきた人だからね……。

柴田:やったこと無いんだって! 70代半ばの人に、真実を伝えてきたことなんて無いから! 1回も無いよ! なかなかしびれますよ。この後もいろいろとロケ行ってますから、そういうロケに、だんだん伝え方もうまくなってますよね。(山崎:成長しているところも見てもらいたい)あと、怖いのは普通に俺たちが宿に行ったときに、「低評価レビュー」を伝えに行ってるロケじゃないかと思われるのが怖い。

――滝沢さんも“アンタッチャブる”なロケに行かれているようですが……?

滝沢:どこまで言っていいのか分からないですが、わたくしは“あの方”にお会いしに行った時に、出てきた瞬間から、何か心臓にピキピキっと電気が走るような出会いをして、見に行くだけなら楽しいんですけど、それを“この方々”!?に見せたり、全国の方々に伝えるとなると……(山崎:オレたちの名前忘れた訳じゃないよね?)アンタッチャブルさんにVTRとして見せるとなると、私はただ楽しく行かせてもらった側なので、その後が気になりますね。1秒1秒がすごかったので……。(柴田:どこにロケ行ったの?)奈良?(スタッフ:茨城です)

――今後、開けに行きたい(ロケをしたい)パンドラの箱は?

滝沢:深海に行きたい。マリアナ海溝に行きたいな。

――(同学年の)バカリズムさん、アンガールズ田中さんからみて、アンタッチャブルのロケを見た感想は?

バカリズム:30年近い付き合いなんで、楽しそうに2人がロケをしているのが、見ていてうれしくなりますよね。本当に、久しぶりにアンタ2人がロケをしているのを見るから、ホント、番組の初回に呼んでもらって、多分、何も無ければ、本当だったらもっと早い段階でこういう状況に呼んでもらえたと思うんで……。

柴田:なんか、すみませんね…。

――2人のスゴいところは?

バカリズム:編集上は、何分かにまとめられているんですけど、そこには使われていない何倍ものカットがあるんだろうなと、それを想像させるのは楽しいですよね。

田中:柴田さんが結構、ザキヤマさんにしつこくいろいろとやらされるんで、柴田さんが嫌な顔をすればするほど山崎さんのスイッチが入っていくので、あの瞬間は、自分が現場に居たらいやだなぁと思いますね。でも、そういうシーンが見られれば見られるほど、楽しい空気や映像になっていくと思うんで。

――WBCで日本が世界一になったことは刺激を受けた?

山崎:やっぱ、受けましたね。(柴田:全然受けてないです! 全然前にロケに行ってるじゃん!)調査員にヌートバー的な人が入ってこないかなと。それでいうと、ウチのリチャード(草間リチャード敬太)だと思うんで、切り込み隊長は。そういうので、チームとして頑張っていきたいなと。(自分は)お笑い界の大谷翔平として頑張っていかないと、「ザキヤマ&バービー」の二刀流で頑張っていきたいと思います。(一同:2人いたらダメなんだよ!)(柴田:1人で2つやらないと! 2人に増えてるじゃん!

――初スタジオ収録終えてみて……、番組の手応えと伸びシロは?

山崎:柴田さんの伸びシロはまだまだあるんで、ぼくの思っている柴田さんのポテンシャルの1割もまだ出てないんで。(柴田:ポテンシャルなんて関係ないじゃん!)本当だったら、スカイダイビングしてから宿のご夫婦に低評価のレビューを伝えられるぐらいの人なんで。

――今後、番組をどう大きくしていく?

柴田:皆さんの持っているパンドラ、たとえば「お姉ちゃんが机の引き出しの中にこんなものを隠していると思うんですけど……」といったミニマムなことから、地球上がビックリするようなことまで扱えたら、かなりの伸びシロがあると思うんです、ホント我々も頑張りますので!