米Intelは3月24日(現地時間)、同社の共同創業者の1人であるゴードン・ムーア(Gordon E. Moore)氏がなくなったと明らかにした。94歳だった。ハワイの自宅で家族に囲まれての最後だったという。

ゴードン・ムーア氏は、ロバート・ノイス氏とともにIntelを1968年に設立した人物。「半導体が集積するトランジスタ数は、毎年2倍になっていく(後年、ペースを修正した)」と1965年に執筆した論文で述べており、これが「ムーアの法則」として有名になっている。同氏はこの法則について、「私がやろうとしたのは、チップにもっと多くのものを搭載することで、すべての電子機器をさらに安くすることができるというメッセージを伝えることだった」と2008年のインタビューで述懐している。

  • 若かりし頃のゴードン・ムーア氏