総務省はこのほど、マイナンバーカードの普及を促進するため、Web動画「ここが知りたい! マイナンバーカード『メリット』篇(4タイプ)」を公開した。
4つの動画には、フリーアナウンサーの木佐彩子さんが出演。木佐さんは生活者の代表として、世代やライフスタイルの異なる4名のマイナンバーカード利用者に、暮らしの中でマイナンバーカードはどのように活用できるのか、マイナンバーカードで何が便利になったのかなどについて話を聞いている。
社会活動家 池田航介さんには、健康保険証利用や引越しの際の手続き簡略化について話した。マイナンバーがあれば、転職、引っ越しなどがあっても、そのまま健康保険証として利用できる。他市区町村(国内)へ引越しをする場合は、マイナポータルを利用したオンラインでの転出届が可能となる(転入の場合、市区町村窓口での手続きが必要)。
池田さんは、大学在学中に起業し、健康保険が切り替わったという。「健康保険を切り替えてもそのままマイナンバーカードを健康保険証として使えるので便利だと思います。今後はマイナンバーカードが運転免許証と一体化されると聞いているので、手続きが簡易化されて便利になると思います」とコメントしている。
ベンチャー企業社長の大林尚朝さんとは、ビジネスパーソンがマイナンバーカードを持つメリットについて対談した。大林さんは「マイナンバーカードで、確定申告はかなり楽になりました。マイナンバーカードを使ってe-Taxにログインすれば、簡単に確定申告ができます。DXに向け、マイナンバーカードは持つメリットが大きいと思います」と語っている。
主婦ファイナンシャルプランナー丸山晴美さんとは、子育て世代がマイナンバーカードを持つメリットについて話し合った。マイナポータルでは乳幼児健診や予防接種の履歴確認も可能。保育所の入所申請などもオンラインで実施できる。
丸山さんは「児童手当の手続き、引っ越しの際の転出届、確定申告などが全てオンラインでできるようになりました。またマイナポータルを使うと、住んでいる自治体で受けられる助成制度などを調べることができ、その手続き方法も簡単で、手続きの履歴も残るので、申請完了の確認も可能です。運転免許証を持っていない方は、本人確認書類にもなります」と語っている。
シニア向け雑誌ライターの戸田善規さんには、シニア世代がマイナンバーカードを持つメリットについて聞いた。戸田さんは「マイナンバーカードを持つことで通院が楽になりました。マイナンバーカードでタッチして医療保険情報の確認や病院、薬局の受付もでき、手続きの負担が減りました。本人確認も顔認証でできます」とコメントしている。
マイナンバーカードを使うことで投薬記録も残り、自分に合う薬、合わない薬をお薬手帳がなくても把握することもできる。高額療養費制度の限度額を超えた支払いの時も、書類が無くてもマイナンバーカードがあれば立て替えが不要になる。