ベンチャーサポート相続税理士法人は、「終活の準備状況」に関する実態調査の結果を発表した。同調査は2022年12月9日、現在介護を受けていない70歳以上の男女1,021人を対象に、インターネットで実施した。

  • 老後の資金・住まいの計画は立てていますか? 交友関係の整理はできていますか?

老後の資金・住まいの計画は立てているか尋ねたところ、53.3%が「ある程度計画を立てている」と回答した。「しっかりとした計画を立てている」(9.5%)と合わせると、6割以上が老後の資金・住まいの計画を立てていることがわかった。37.2%は「計画は立てていない」と答えている。

交友関係の整理はできているか聞くと、40.6%は「しっかり整理できている」「ある程度は整理できている」と回答した。しかし、32.0%は「整理できていない」、27.4%は「整理の必要性がない」と答えている。

エンディングノート(法的効力のある遺言書を除く)を作成しているか尋ねると、91.8%が「作成していない」と回答した。

  • エンディングノート(法的効力のある遺言書を除く)を作成していますか?

相続について取り決めはできているか聞くと、56.7%は「できていない」と答えた。「しっかりできている」は6.5%、「ある程度できている」は36.8%だった。

  • 相続について取り決めはできていますか?

相続について取り決めが「しっかりできている」「ある程度できている」と回答した人に、具体的な取り決めを聞くと、「FPと相談して、遺産はこうしてほしいといった自分の意思を相続人に伝えた。そのうえで法的効果のある書類の作成を準備」「法定相続人ではない者に遺産を分けるために公正証書を作成した」「公証役場に遺言書を預け、毎年娘と孫6人に贈与している」といった回答が得られた。