米Twitterは現地時間3月23日、アカウントが本物かどうかを示す「認証バッジ」について、Twitterによる認証を受けた従来の青い認証バッジを4月1日に削除すると発表した。あわせて青い認証マークが付与される有料サブスクリプションサービス「Twitter Blue」への加入を促している。

同社は、公式アカウントにて「4月1日より、従来の認証プログラムの終了と従来の認証チェックマークの削除を開始します。Twitterの青いチェックマークを維持するためには、個人の方はTwitter Blueにご登録ください」と表明した。つまり4月1日以降、青い「認証バッジ」を表示させるには、個人は月額950円の「Twitter Blue」に加入する必要があるようだ。

また、企業向けの月額サブスクサービス「Twitter Verified Organizations」も開始。組織の認証を示すゴールドバッジが表示できるほか、「Twitter Blue」と同様にツイートの編集や、長文ツイート、広告の半減などの機能が与えられる。月額13万5,000円で、社員などの関連アカウントを追加するごとに、月額8,000円追加となる。

これまで、Twitterの有名人などのアカウントが本物かどうかを示すための青い「認証バッジ」は、一定の知名度を持つユーザーがリクエストをし、ツイッター側がこれを承認すると取得することができた。

しかし、イーロン・マスク氏が同社を買収後、昨年11月に認証バッジを「Twitter Blue」の機能の1つとすると発表し、誰でも青い「認証バッジ」を手に入れられるようになった。現在は、Twitter側からリクエストを承認された青い「認証バッジ」と、「Twitter Blue」に加入して貰える青い「認証バッジ」が混在している状況だ。

ネット上では「こうして衰退していくTwitter」「エイプリルフールか」「青バッジ付いてる詐欺みたいなアカウントがあるからどんどんやれ」「公式マークとしての役割が完全に消えるんか」などの声が寄せられている。