ダスキンが展開するメリーメイド事業は3月22日、「育休中の家事に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2月10日~20日、育休中もしくは育休経験がある20~40代の男女800人を対象に、インターネットで実施した。
育休が取りやすい世の中になってきていると思うか尋ねたところ、「そう思う」と回答した割合は、女性52.3%、男性72.1%だった。男性の方が2割も高く「取りやすくなっている」と答えている。
次にどのくらいの期間、育休を取得したか聞くと、女性は「半年~1年程度」「1年以上」が8割を占めているのに対し、男性は約7割が「1日~1カ月」と短期間しか育児休業を取得していないことがわかった。なお、男性で「半年~1年程度」は10%、「1年以上」という回答は5.5%となった。
育児休業中に家事はできている(できていた)と思うか尋ねると、71.4%が「できていた」「ややできていた」と回答した。
育児休業中に、パートナーの負担を減らすためにやっていたことを尋ねたところ、「家事を積極的に行う」(56.8%)、「育児を積極的に行う」(46.6%)と人が約2人に1人となり、育児休業中のパートナーの協力意識が高いことが判明したという。
パートナーの育休時の対応に満足しているか聞くと、男性の85.3%、女性の59.0%が「とても満足している」「やや満足している」と回答した。満足度の項目の中で一番高かったのが「育児」、一番低かったのが「掃除」だった。
子どもが生まれる前後に、家事の分担について話し合ったことがあるか尋ねた。その結果、「妊娠がわかった時」「妊娠中期」など、話し合う時期が早ければ早いほど、育休中に「家事ができている」と回答する人が多い結果となった。家事分担について話し合ったことがある人のうち52.4%は「夫婦間でのすれ違いや不満に思うことが減った」と答えている。
家事や育児を親や友人など第三者に頼ることがあるか聞くと、53.3%が「ある」と答えた。頼ることに遠慮してしまうことはあるか尋ねると、74.1%が「ある」と答えている。