マイナビは3月23日、「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況」を発表した。調査は2月24~28日、2024年卒業予定の全国の大学生・大学院生2,304人を対象に、インターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「2月までの活動状況」を聞くと、「大学主催の就職ガイダンス(オンライン形式を除く)に出席した」(43.0%)が前年比10.1ポイント増、「合同企業説明会(WEBセミナーを除く)に参加した」(56.5%)が前年比6.2ポイント増と、対面の活動割合が大きく増加した。

  • 2月までの活動状況

次に、「2月までにインターンシップ・仕事体験参加および就活準備にかかった費用」を尋ねると、「全体」(3万9,201円)という結果に。文理・男女別で見ると、最も費用がかかったのは「文系男子」(4万5,047円)、最も費用がかからなかったのは「理系女子」(3万3,345円)となっている。

  • 2月までにインターンシップ・仕事体験参加および就活準備にかかった費用

続いて、「オンラインで参加した社数・オンライン以外で参加した社数・平均」については平均8.9社で、前年比0.7ポイント増である。そのうち「対面参加」は平均2.7社と前年比1.2ポイント増だが、「オンライン参加」は平均6.2社と、前年比0.5ポイント減だった。

  • オンラインで参加した社数・オンライン以外で参加した社数・平均

また、インターンシップ・仕事体験に参加したことのある学生限定で「インターンシップ・仕事体験参加社数平均・うち採用選考を受けたい社数平均」を聞くと、参加した「平均8.9社」のうち採用選考を受けたい社数は「平均4,7社」と、前年と同じ結果になっている。

  • インターンシップ・仕事体験参加社数平均・うち採用選考を受けたい社数平均

そして、「現時点で就職活動に対して不安がある割合」と尋ねると、「全体」(81,6%)だった。文理・男女別で見ると、最も不安があるのは「文系女子」(85.8%)、最も不安が少ないのは「理系男子」(73.5%)となった。

  • 現時点で就職活動に対して不安がある割合

最後に、「就職活動で不安に思う要因」については、「志望企業から内々定をもらえるかどうか」(73.6%)が最も多かった。そして、「交通費など金銭的負担が大きい」(37.7%)の回答が、前年比14.5ポイント増と、割合が大きく増加していることが目立っている。

  • 就職活動で不安に思う要因