HAL探偵事務所はこのほど、パートナーの浮気現場に遭遇した経験のある女性を対象に「浮気の修羅場」に関して調査を実施した。
あなたは、信頼していたパートナーに浮気をされてしまった経験はあるだろうか?
自分には縁がないことだとしても、「浮気」「不倫」というキーワードは聞いただけでついドキッとしてしまうことだろう。
最近では、以前にも増して風当たりが強くなっているが、意外と身近なところにたくさん潜んでいるのも事実だ。
「自分達は大丈夫!」と思っていても、そのような修羅場に遭遇してしまうことがあるかもしれない。もしパートナーの浮気を目撃してしまった場合、どのようなことが起こり得るのだろうか。
同調査は2023年3月6日〜3月7日、パートナーの浮気現場に遭遇した経験のある女性1,007人を対象に実施。モニター提供元は、ゼネラルリサーチ。
浮気現場の目撃はとても決定的な証拠であり、パートナーとしても言い逃れできない状況だと考えられる。
まずはそういった確信的な場面に遭遇する前、女性たちがパートナーに対して考えていたことを調査した。
「浮気を目撃する前、パートナーの浮気に気がついていましたか?」と質問したところ、「既に気がついており、詳細も把握していた(26.1%)」「気がついてはいたが、詳しいことは知らなかった(28.2%)」「確信はなかったが、何となくそんな気はしていた(27.9%)」「怪しいと感じてはいたが、気がついていなかった(9.0%)」「まったく気がついていなかった(8.8%)」という回答結果となった。
「女の勘」という言葉があるように、パートナーの言動や態度から浮気されていることに気がついていた女性が多いことがわかった。
しかし、詳細も把握し確信に迫っていたという回答は2割程度であり、実際に浮気現場を目撃するまでは「なんとなく浮気されているような気がしていた」という声が多いようだ。
では、女性たちはどういった部分から浮気をされていると感じたのか? 浮気を目撃する前の二人の関係性について、調査結果を紹介している。
「浮気を目撃する前、パートナーとの関係は円満でしたか?」と質問したところ、「とても円満だった(15.3%)」「ある程度は円満だった(53.7%)」「あまり円満ではなかった(23.0%)」「まったく円満ではなかった(8.0%)」という回答結果となった。
7割近が関係は円満だったと回答していることから、浮気を目撃するまでは特に不仲というわけではなかった場合が多いことがわかった。そのような状況の中で浮気に気がついた女性たちの洞察力には驚かされる。
浮気は大きな裏切りであり、パートナーの浮気現場を目撃するのはとてもショッキングな出来事と言える。特に、日常生活で不意に目撃した際にはさらに大きな衝撃となることだろう。
それでは、実際に浮気現場を目撃したという人はどういったシチュエーションで浮気現場に遭遇したのだろうか?
「浮気を目撃した場所はどこですか?(複数回答可)」と質問したところ、「街中(33.0%)」と回答した人が最も多く、次いで「自宅(24.4%)」「相手の家(23.7%)」「飲食店(12.3%)」「その他店舗(6.8%)」と続いた。
不意に浮気現場を目撃した場合はとてもショッキングであり、大きな衝撃を受けるという見解を先ほど述べたが、街中でパートナーが浮気しているところをたまたま目撃した実例が多いようだ。
また、次に多かった自宅や相手の家など、パーソナルスペースでの目撃や遭遇も大きなショックを受けると考えられる。
もう少し具体的なエピソードもいくつか紹介している。
■「浮気を目撃したシチュエーションを具体的に教えてください」
・街中でたまたま手を繋いでいるところを見かけた(女性/20代/専業主婦)
・訪ねていったら浮気相手が出てきた(20代/会社員)
・なぜか2階に行かせないようにするなーと思ったら、2階の布団に隠れるようにして女性がいた(30代/パート・アルバイト)
・男の自宅でベッドで寝ていた(30代/会社員)
・お見舞いに行ったら浮気相手がいた(40代/会社員)
・2人で仲良さそうにお茶を飲んでいた(50代/会社員)
街中ではパートナーと浮気相手の仲睦まじい姿を目撃したというエピソードや、相手の家に訪ねていったら浮気相手がいた、出てきたというエピソードがあった。
パートナーが自分以外の女性に恋人のように接していたり、家へ上げているところに遭遇すると信頼関係が崩れてしまうことが考えられる。
先ほどの調査では目撃以前の関係は円満だったという回答が出ていた。ではなぜ、パートナーは他の女性と浮気関係へ発展してしまったのだろう。
「パートナーの浮気相手は、あなたが知っている人でしたか?」と質問したところ、3割以上が「はい(35.9%)」と回答した。
この結果から共通の知り合いなどを相手に浮気されていた、という人が一定数いることがわかった。反対に、自分が知らない相手と浮気されていたという回答も半数以上あるようだ。
二人はどういった経緯で知り合い、親密になっていったのだろうか?
「パートナーと浮気相手は、どういったきっかけ(関係性)で知り合っていましたか?」と質問したところ、「会社の同僚(27.3%)」と回答が最多に。次いで「友人同士(20.4%)」「その他仕事関係(13.2%)」「出会い系サイト、マッチングアプリ(11.4%)」「友人の彼女、妻(7.2%)」と続いた。
同僚などの仕事関係、元々友人同士だったという回答が多くみられた。特に会社での繋がりに関しては、一般的に平日8時間程度と会社で過ごす時間が多いことや恋人が干渉できない状況であることから、浮気関係へと発展しやすいのではないかと考えられる。
実際にどういった理由、経緯でパートナーが浮気をすることになったのか、調査結果を見ていこう。
■「パートナーが浮気をした理由や、それに関するエピソードがあれば教えてください」
・もっといい女と付き合いたいから(20代/会社員)
・自宅に帰る時間がバラバラですれ違っていた(20代/会社員)
・私との性格の不一致(30代/会社員)
・多分周りの単身赴任者が楽しそうだったからだと思います(30代/専業主婦)
・私が仕事しすぎて時間がとれなかったから(30代/パート・アルバイト)
・女に相談してるうちに浮気した(40代/パート・アルバイト)
すれ違う、あまり会えないなどの不満を抱えている間に同僚や友人に優しくされ、惹かれていったという理由が多く見られた。
また、身近に親密な女性がいることで無意識に比べてしまい、浮気に走ってしまったということも考えられる。
ここまでは浮気現場を目撃した状況や浮気に至るまでの経緯を紹介してきた。次からは浮気発覚後のパートナー、浮気相手との関係の変化やトラブルについての調査結果を見ていこう。
浮気が発覚した場合、パートナーはもちろん浮気相手に怒りの矛先が向くこともあるだろう。それが心の中だけに留まらず、トラブルになってしまうことも考えられる。
「浮気発覚後、浮気相手とのトラブルはありましたか?」と質問したところ、約半数が「はい(49.0%)」と回答。
約半数が浮気相手とのトラブルに発展したと回答していることから、パートナーの浮気発覚から何かしらの行動を起こした人が多いことがわかる。
実際にどういった内容のトラブルに発展したのか、エピソードを紹介している。
■「浮気相手とのトラブルについて、具体的に教えてください」
・口論になった(20代/学生)
・SNSを使って攻撃的な言葉を送ってきた(20代/会社員)
・LINEで二人のツーショットが送られてきた(30代/パート・アルバイト)
・彼の職場で暴れ出したので警察を呼んで逮捕してもらった(30代/会社員)
・脅迫されてると嘘をつかれ警察から私の方に連絡がきた(40代/会社員)
・つかみ合いのケンカをした(40代/会社員)
・慰謝料請求(50代/専業主婦)
口論やつかみ合いのケンカなどの浮気相手との直接的なトラブルの他に、警察沙汰になったという人もいる。また、慰謝料請求などの法的な対処を行ったというエピソードも見られた。
最後にパートナーとの関係の変化、浮気の発覚を受けてどういった決断をした人がいるのか調査している。
「その後、ご自身とパートナーとの関係はどうなりましたか?」と質問したところ、「破局(離婚)した(62.7%)」という回答が最も多い結果に。次いで「交際(結婚)を継続した(29.1%)」「交際を継続した ※その後結婚した(8.2%)」という回答が続いた。
破局、離婚という選択をした人が6割以上という結果が出た。浮気が発覚したことでパートナーへの信頼が崩れ、今まで通りの関係を続けていくのは難しいと考える人が多かったようだ。
今回の調査で、浮気相手は会社の同僚などパートナーの身近にいた場合が多く、トラブルなどを経て最終的には破局した人が多いことがわかった。
浮気を目撃する以前からなんとなく浮気に気が付いていたという女性も多くいたが、浮気を確信したのは浮気現場の目撃という決定的な出来事だった人が多かったようにも思える。
偶然出くわした決定的な瞬間ではなく、意図的に浮気の証拠を集めようとするのは難しいようだ。