エン・ジャパンは3月16日、「エン転職」にて実施した「SDGs(Sustainable Development Goals)」についてのアンケートの結果を発表した。調査は2月2日〜21日、1万191人を対象に行われたもの。
まず、SDGsを知っているか聞いたところ、21%が「内容も含めてよく知っている」64%が「概要だけ知っている」と回答。合わせて85%が知っているという結果となった。年代別では、認知度・理解度の差は見られなかった。
自身が仕事で"SDGs"に関わりたいと思うか尋ねると、12%が「関わりたい」、53%が「どちらかといえば関わりたい」と答え、65%が関わる意志を示した。
関わりたい理由としては、「仕事でも社会貢献性を感じたいから」が56%、「個人でもSDGsに取り組むべきだから」が45%で上位となっている。
また、SDGs関連の仕事に就いた場合にどういった形で関わりたいかについては、67%が「関わり方は問わない」と答えている。
仕事でSDGsに関わりたいと回答した人に具体的にSDGsの17個の項目で関わりたい領域を尋ねてみた。結果、最も多かったのは「すべての人に健康と福祉を」で53%となり、次いで「貧困をなくそう」「住み続けられるまちづくりを」が同率46%で続いている。
年代別では、20代では「ジェンダー平等を実現しよう」(44%)、40代以上では「働きがいも経済成長も」(48%)がそれぞれ2位となっている。
転職先を選ぶうえで企業のSDGsに対する姿勢や取り組みを重視するか聞いてみると、「重視する」は6%、「どちらかといえば重視する」は45%となり、合わせて51%が重視する意向を示した。年代別では、50代以上が56%と最も重視する割合が高くなっている。
重視する理由については、「企業も持続可能な社会の実現へ取り組むべきだから」が52%で最多。年代別では、20代は他の年代に比べて「企業の将来性を判断できるから」の回答が多くなっている。
一方で、転職先を選ぶうえで「企業のSDGsに対する姿勢や取り組みを重視しない」「どちらかといえば重視しない」と答えた人に理由を尋ねると、「SDGsへの取り組みよりも、仕事内容や福利厚生などを重視するため」が53%で最多となった。