花王 ビューティリサーチ&クリエーションセンターは3月16日、「日やけに関する意識調査」の結果を発表した。調査は2022年9月、夏を過ごした直後の10代~70代の男女245名を対象にインターネットで行われた。
日やけしてしまった際に、日やけ止めを使用していたかを尋ねたところ、女性83.9%、男性94.2%が「使用していなかった」ことが明らかに。
理由を聞くと、「曇っていたから」「短時間の外出で油断した」「マスクをしていたのでいいと思った」「日やけ止めを塗っていたが、汗をかいたのに塗り直しをしなかった」といった声が多く、「この程度なら大丈夫」との油断があったよう。
また、「手足は念入りに日やけ止めを塗ったのに、首には塗るのを忘れていた」「釣りに行った際に、耳にだけ日やけ止めを塗り忘れてしまい、真っ赤になってしまった」など、うっかり部分日やけをしてしまったという人も。
“うっかり日やけ”の部位については、「首の後ろ」(49%)が一番多く、次いで「手の甲」(46%)や「足の甲」(41%)、「首の前側」(40%)、「腕」(40%)と続いた。
次に、「日やけ止めの塗りムラ・塗り忘れ」に関して調査を実施した。
まず、塗布状態の確認をするため、30代男性に普段通りに日焼止めを首の後ろ側に塗布してもらい、花王独自の解析方法(以降UVカメラと表記)を使って実際の日やけ止めの塗布状態を確認したところ、日やけ止めを手の平で広げてから塗布しており、ムラ付きがみられる結果に。髪の毛の生え際やシャツとの境には塗り忘れがあり、耳も左右ともに全く塗布されていないことがわかった。
次に、塗りムラや塗り残しのない効果的な塗り方を調べたところ、一般的には、くるくるとらせん状に塗ったり、一方向にのばしたりする人が多いと思われるが、花王BRCCによると、らせん塗りと一方向塗りを組み合わせることで、肌にムラなく塗布できることが明らかに。
うっかり日やけの多い「首の後ろ」に塗る場合には、「髪をまとめて首の部分を露出。やや頭を下げて日やけ止めを3点置き、らせん塗りで広げてから、横に一方向塗りでぬりのばす」のが効果的とのこと。
この塗り方をした場合の肌の状態をUVカメラで撮影すると、ムラなく日やけ止めが塗布できていることが確認された。