鹿児島市交通局をはじめとする10社は、同局が運営する鹿児島市電のタッチ決済による乗車実証実験を延長することを発表した。あわせて、3月28日からの全車両への導入も開始する。

  • 使えるブランド続々

実証実験に参画するのは、鹿児島市交通局、三井住友カード、鹿児島銀行、鹿児島カード、ニモカ、QUADRAC、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、ジェーシービー、小田原機器、井浦商会。

これまで同局が運営する鹿児島市電の一部車両において、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したVisaブランドのタッチ決済による実証実験を行ってきたが、2024年3月31日まで延長することが決定した。

また、実証実験は一部車両でのみ行ってきたが、 3月28日から全車両に導入する。対象ブランドもVisaのほか、JCB、American Express、Diners Club、Discoverにも対応。Mastercard、銀聯は、準備が整い次第対応する。

乗車時は、乗口付近に設置している端末「BOSS」にタッチ決済に対応したカードやスマートフォンなどをタッチ。降車時に、降口付近に設置している端末「BOSS」にタッチ決済に対応したカードやスマートフォンなどをタッチすれば、チャージや小銭不要で決済は完了する。

  • 利用方法

タッチ決済乗降履歴は、交通事業者向け決済および認証のプラットフォームを提供するQUADRACのQ-moveサイトにアクセスし、「マイページ」の会員登録手続をすると確認できる。