Snapは3月22日、同社の運営するSNS「Snapchat」において、OpenAIのGPTテクノロジーをベースにSnapchat用にカスタマイズされたチャットボット「My AI」の日本ユーザー向け提供を開始した。
「My AI」が採用しているエンジンは、いま話題を集めている「ChatGPT」と同じOpenAIのGPTテクノロジーの最新バージョンに基づくもの。2月27日に米国で新機能としてリリースされており、今回それが日本からも利用可能になった。なお提供開始時点では、「My AI」を利用するためにはSnapchatの限定機能や実験的機能を利用できるサブスクリプションサービス「Snapchat+」(月額450円/年額5,000円)のユーザーのみが利用可能。
Snap Japan代表の長谷川倫也氏は、「My AIを日本で紹介できることを嬉しく思います。現在、ChatGPTテクノロジーには大きな期待が集まっているのも知っています。ビジュアルメッセージングアプリとして、私たちはAIをSnapchatの体験に統合することで、日本のユーザーが有益な情報を得たり、友だちとクリエイティブなアイデアを共有することができると考えています」というコメントを発表している。
Snapからは、親友への誕生日プレゼントのアイデア、長期休暇のハイキングの計画、夕食のレシピの提案、友だちとテニスやゴルフをする際などのヒントなどの使い道が提案されている。また、My AIに名前を付けたり、一緒にチャットをする際の壁紙も選ぶことも可能。
利用にあたっては、他のAIチャットボットと同様の注意が必要。ボットの反応には誤った情報を含む可能性があり、整合性を欠いたりエラー回答をしてしまったりする可能性がある。また、会話内容はすべて保存され、製品体験の向上のために利用されることがあるため、秘密を共有したりアドバイスを鵜呑みにしたりすることは控えてほしいとしている。