2023年4月発売のG-SHOCK新製品を実機写真とともに紹介する。すでにお伝えしている40周年記念モデル「RECRYSTALLIZED SERIES」をはじめ、一部でウワサにのぼっていたMR-GのFROGMAN(フロッグマン)「MRG-BF1000R」、そしてFROGMANの30周年記念モデル第3弾「GW-8230NT-4JR」など、話題作が満載だ。
FROGMANの最上位モデル「MRG-BF1000R」
G-SHOCKを代表するダイバーズウオッチ「FROGMAN」(フロッグマン)。言わずと知れた人気シリーズがG-SHOCKの最上位シリーズ「MR-G」(エムアールジー)で登場する。ベースモデル(といっていいのだろうか)は、Bluetoothによるモバイル連携機能を持つアナログのFROGMAN「GWF-A1000」だ。
シリーズの特長である非対称フォルムをそのままに、ケースをフルメタル化。ケースを構成する76個ものパーツをそれぞれ研磨してから組み立てるなど、MR-Gらしく細部までシャープで美しい造形に仕上げている。
フッ素ラバーの緩衝体を挟んだパーツをケース外側に配置。耐衝撃性の強化と同時に風防も保護する。裏ぶたには、サファイアクリスタルを使用したスクリューバックを採用。防水性能を確保しつつ、電波受信感度を向上させた。防水性能はISO200m潜水用防水。
機能面は基本的に「GWF-A1000」を踏襲するが、連携アプリは「CASIO WATCHES」となった(GWF-A1000のアプリは「G-SHOCK Connected」)。また、GWF-A1000と同様に、ダイブモードで時分針が重なって1本の針として動作するギミックを搭載。これにより、水中での視認性も高い。針の動作を高速に切り替えるため、3つのデュアルコイルモーターを搭載している。価格は594,000円。
G-SHOCK 40周年記念モデル「RECRYSTALLIZED SERIES」
すでに詳報をお届けしている「RECRYSTALLIZED SERIES」(リクリスタライズド シリーズ)。
フルメタルオリジンとして人気の「GMW-B5000」をベースに、ステンレス外装を数百度の熱処理で再結晶化させ、さらに深層硬化処理で材質そのものの硬度をアップ。
ラインナップは3モデル。通常のステンレス外装の約3倍という硬度を実現した、メタルモデルの「GMW-B5000PG-9JR」(ゴールド)と「GMW-B5000PS-1JR」(シルバー)。そして1983年発売のG-SHOCK初号機「DW-5000C」をベースとして、最新の技術と哲学で現代的に進化、樹脂外装にバイオマスプラスチック、ステンレス製の遊環と尾錠に再結晶化処理とIPを使用した「DW-5040PG-1JR」だ。
GMW-B5000PG-9JRとGMW-B5000PS-1JRのケースサイズは49.3×43.2×13.0mm、重さは167g。DW-5040PG-1JRのケースサイズは48.9×42.8×13.8mm、重さは78g。
機能は各ベースモデルと同様だ。すべて4月21日発売、価格は「GMW-B5000PG-9JR」と「GMW-B5000PS-1JR」が121,000円、「DW-5040PG-1JR」が38,500円。
なお、発表会の開発者トークをレポートした別記事『G-SHOCK 40周年記念モデル「RECRYSTALLIZED SERIES」、発表会で語られた製造技術と実現への道のり』もぜひご覧いただきたい。
FROGMANの30周年を記念する赤ガエル「GW-8230NT-4JR」
G-SHOCKのMASTER OF Gシリーズの中で、ISO規格200m潜水用防水機能を持つ本格ダイバーズウオッチ「FROGMAN」が誕生したのは1993年。2023年に誕生30周年を迎えるFROGMAN、その記念モデル第3弾「GW-8230NT-4JR」が登場する。
モチーフは2000年に発売された「DW-8200NT」。ベゼルとバンド、液晶のレッドが映える大胆なデザインが人気を博したモデルだ。
これを現代的に再構成。環境負荷を減らすため、バイオマスプラスチックをベゼルとバンドに採用、さらにDW-8200のダイヤル形状を忠実に再現したソーラーパネルを新規開発している。タフソーラーを搭載して、サステナブルなモデルとして進化した。
裏ぶたはFROGMAN 30周年の特別なデザインを刻印、バックライト点灯時にもこのデザインが浮かび上がる。
FROGMANのキャラクター、潜水ガエルをデザインしたスペシャルボックスと布袋が付属。価格は77,000円。
錆(サビ)に負けないタフ!「TEAL AND BROWN COLOR」シリーズ
錆びてもタフで武骨な金属をイメージした「TEAL AND BROWN COLOR」シリーズが登場。
電波ソーラーのデジタル・アナログコンビモデル「AWG-M100」がベースの「AWG-M100RC-1AJF」(26,400円)、ビッグケースの「GX-56」「GA-100」がベースの「GX-56RC-1JF」(22,000円)と「GA-100RC-1AJF」(17,600円)、そして人気のオクタゴンベゼル「GA-2100」がベースの「GA-2100RC-1AJF」(15,950円)という4モデルをラインナップ。
ベースカラーのブラックに、経年変化した風合いをイメージしたグリーンやブラウンのカラーをさまざまな塗装技術で着色。さらに、銅の錆「緑青」を思わせるライトブルーをアクセントカラーに採用し、タフさの表現とポップなカラーを両立している。各モデルとも機能はベースモデルと同じ。
初夏の陽光キラリ! 涼しげなミッドサイズのクリアモデル
夏らしい爽やかさと華やかさのあるモデルが登場。人気のミッドサイズモデルから定番スクエアタイプの「GMD-S5600」と「GMA-S110」「GMA-S120」をベースに、クリアスケルトンのバンドとゴールドの蒸着ダイヤルを組み合わせた。
ゴージャスな雰囲気をアクセサリー感覚で手軽に演出できるアイテムだ。各モデルとも機能はベースモデルと同じ。
価格は「GMD-S5600SG-7JF」が15,400円、「GMA-S110SG-7AJF」と「GMA-S120SG-7AJF」が22,000円。
くすみ系カラーのコンパクトなG-LIDE「GLX-S5600」
G-SHOCKのスポーツライン「G-LIDE」(ジーライド)に、ケースを従来モデルより小型化・薄型化したモデル「GLX-S5600」シリーズが登場。ベゼルとバンドにバイオマスプラスチックを採用、環境への負荷低減に配慮している。
カラーは、サーフシーンで人気のノスタルジックなくすみ系カラー4色。ブラックに近いチャコールグレーの「GLX-S5600-1JF」、ミントグリーンの「GLX-S5600-3JF」、チャコールオレンジの「GLX-S5600-4JF」、アイボリーの「GLX-S5600-7JF」をラインナップする。
ケースサイズは45.7×40.5×11.9mm、重量は41g。駆動は電池式で、電池寿命は3年。機能面では、サーファー必須のタイドグラフとムーンデータを装備、世界中の海でのライディングをサポートする。価格は各14,850円。